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米国マーケターはネガキャンにどのように対応しているか:ネガティブ投稿 放置は禁物
ソーシャルメディアで展開される企業/ブランドに対するネガティブキャンペーン(ネガキャン)に対して、対策を講じているマーケターは半数未満に留まる。負の連鎖をとどめる手立てを紹介する。
企業向けにソーシャルメディアトレーニングを実施するSMMU(Social Media Marketing University)が2014年2月に実施した調査によると、ソーシャルメディアで展開される企業/ブランドに対するネガティブキャンペーン(ネガキャン)に対して、しっかりした対策を講じているマーケターは半数未満であることが分かった。4分の1は対策がないままネガキャンに取り組んでおり、また4分の1以上のマーケターは、対策はもちろん、対策を立てるためのプランすらない状態だという。2014年3月6日にeMarketerに掲載された記事“Are You Still Missing a Strategy for Negative Social Posts?”(「ネガティブなソーシャル記事に対する戦略は欠けたまま?」)で報じている。
ちなみに米国内の従業員100人以上の企業で、ソーシャルメディアをマーケティングに活用している企業は87%以上。今年も引き続きソーシャルメディアマーケティングに注力/開始するという企業は88%だという。ソーシャルメディアマーケティングはもはや当たり前となっているが、ネガキャンへの対応策については弱いという課題が浮き彫りになった。
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