コンテンツは顧客を育てるか――コンテンツ連動型ターゲットマーケティングの実証実験結果を検証：パワーコンテンツ連動型アトリビューション・マネジメントプロジェクト（2/2 ページ）

「ブランド認知」〜「ニーズ顕在化」〜「アクション」までのカスタマージャーニーの質的変化を詳細に分析すると、コンテンツが消費者のブランド認知に及ぼす影響の大きさが浮かび上がってきた。

[岩崎史絵，ITmedia マーケティング]

時事テーマや商品特徴をからめたPRプランを設計

　大和ハウスはテレビCMなどを通じて市場認知度は高いものの、その商材（家屋）の特徴や強みを知っている顧客層はそれほど多くない。また同社は、一般住宅販売よりもBtoB向けの土地有効活用ソリューションの売り上げが全体の約8割を占めているというが、そうした事業の特性についても一般的にはそれほど知られていない。こうした状況に対し、大和ハウスは自社や商品の特徴についての認知度をアップしてコンバージョンにつなげるため、「地震に強い安心／安全な家」というテーマを設定、さらに時事テーマとして「消費税増税」という要素も加味して情報クリエイティブの設計を行った。