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第2回 フィルレートの真実――広告枠に対する広告主の配信在庫は100%ですか?【連載】スマートフォンメディアの広告収益モデル研究

「広告枠在庫」に対する「広告主在庫」の量は適切か――。「CPC」「CTR」の向上に注力するのも重要だが、広告枠を満たすという観点での運用も大事なのである。

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フィルレートは満たせているか?

 メディアの運営者にとって、「空枠をどれだけ減らせるか」は非常に重要なテーマである。広告主とメディアの“需給バランス”が均衡していれば状況は理想的なのだが、なかなかそうもいかない。それゆえ、通常、メディアは、在庫の空枠回避を目的にアドネットワークを導入することが多い。


フィルレートのイメージ

 メディアが提供する広告枠在庫(adcall数)に対して、広告主在庫(imp数)の満稿割合をフィルレートと呼ぶ。アドネットワークを運用する上では常にこのフィルレートを意識しておくべきだが、フィルレートの正確な割合を把握しているメディア担当者(特にアプリ運営者)は意外と多いように思う。これは、管理画面上で広告枠在庫(adcall数)を表示せず、広告主在庫(imp数)のみを表示しているアドネットワークの多さが一因と考えられる。

高CPC/高CTRがそのまま高収益というわけではない

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