ニュース
第6回 名刺管理のもう1つの潮流、ビジネスネットワーキング:【連載】営業を強くする名刺管理
連載の最後となる今回は、個人向けの名刺管理アプリがビジネスネットワーキングツールとして機能すること、同ツール群が営業の強化につながることを解説したいと思います。
ビジネスネットワークの入り口としての名刺管理
「第5回 ロングテール化するBtoBのマーケティングプロセス」では、BtoBマーケティングの領域においても、一社一社顧客のニーズは多様化する一方であり、そうした背景をデータを通して予測し、マーケティングプロセスに落としこんでいく必要性が増えていること、また、そうした大きな流れの中で、名刺管理サービスに関しても、ビジネス接点の集積である名刺データベースと、Web上の履歴を組み合わせることが考えられると述べました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 第1回 名刺こそ隠れたホットリード! BtoBマーケティングのプロセスと名刺管理
多くのBtoBマーケターが見落としがちなことの1つに名刺管理があります。BtoBマーケティングはリードを獲得することに始まり、確度の高いリードは営業にパスしつつ、確度の低いリードに対してはメールやコンテンツを発信しながら育成する、というステップを踏みます。しかし、このプロセスを辿ることに注力し過ぎると、見落しまうことがあります。“営業名刺”こそ隠れたホットリードだという点です。 - 第2回 名刺データベースから売り上げを上げる2つの理由と3つのポイント
今回は、名刺データベースを通して可視化された未案件化/未受注の顧客に対するアプローチ手法をご紹介します。ポイントは「タイミング」「コンテンツ」「差出人」の3つです。 - 第3回 人事部長がNo.1マーケター? 全社員がマーケターになる時代の顧客接点共有
部署や拠点を超えて名刺を共有することで営業/マーケティングを強化する事例や概念をご紹介します。人脈、言い換えれば、全社的な顧客接点を一元的に共有する仕組みを構築することで、クロスセル/アップセルに戦略的に取り組むことができるのです。 - 第4回 SFA/CRMの「見える化」と名刺管理の「見える化」
今回は、名刺管理サービスとSFA/CRMの「見える化」の違いを検討します。名刺管理サービスは、「顧客接点の見える化」による「案件の創出機能」を持ったツールですが、SFA/CRMは、「営業の見える化」は「受注決定率を向上させるため」のツールです。両者の役割は明確に異なります。 - 第5回 ロングテール化するBtoBのマーケティングプロセス
BtoCだけではなく、BtoBのマーケティングにおいても“個”の視点に立つことで、効率的に“個客”を開拓していく取り組みが求められます。そんなロングテール化の時代に最適なアプローチとは? - 第6回 名刺管理のもう1つの潮流、ビジネスネットワーキング
連載の最後となる今回は、個人向けの名刺管理アプリがビジネスネットワーキングツールとして機能すること、同ツール群が営業の強化につながることを解説したいと思います。 - 第1回 「見込み客」が、「こっちを振り向いてくれる」瞬間を見極める
見込み客の検討プロセスを後押しし、その検討度合いを把握し、しかるべきタイミングで営業コミュニケーションにつなげる――。BtoBビジネスを行う企業において、マーケティング部門の任務は、営業部門がその先の見込み客と「お互いが出会えて嬉しい状態」をセッティングすることにある。その方法とは? - 第3回 リード評価とインバウンド対応オペレーション設計
今回のテーマは、インバウンド対応オペレーション設計や獲得時のリード評価方法について。獲得したリードはどのように管理し、いかに評価すべきか? マーケティングROI向上のポイントはそこにある。 - 第1回 マルチチャネルキャンペーンの効率的な統合管理と実施事例
マルチチャネル施策を計画するには、まずキャンペーン全体を俯瞰し、リードを顧客化/リピーター化するためのプロセスと最適なタッチポイント(メディア+コンテンツ)を設計、企画することが必要である。まずはそれぞれのプロセスにおいて、最も有効だと思われるタッチポイントを選んで組み合わせ、予算を最適に配分しよう。