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セレクトショップ「BEAMS」、リゾームの顧客分析システムを採用:265万人の顧客分析
流通業向けソフトウェア・パッケージの企画/開発/販売業を展開するリゾームは6月25日、セレクトショップ「BEAMS」を展開するビームスが顧客分析/商品別売り上げ分析システムとして、同社の「戦略会議シリーズ 顧客分析システム」を導入したと発表した。
新システムは、265万人を抱えるビームスのクラブ会員カード「BEAMS CLUB」の顧客行動分析と、商品別売り上げ分析を行うために導入したもの。少子高齢化に伴う購買層の変化や競合企業の出店数増加などにより競争が激化するファッション業界において、成長路線の確保/向上が大きな課題となっている。今回ビームスでは、既存顧客の来店頻度や購買リピート率を分析して顧客育成に取り組み、売り上げ拡大を実現するため、リゾーム社の顧客分析システムの導入を決定。「オンラインサイト『BEAMS Online Shop』に全国店舗売り上げデータを統合できるほか、その他のオンライン通販サイトの売り上げデータを加えて統合的に分析できること」「商品と顧客を紐付けた分析が行えること」「顧客戦略を担当するCRM部門以外にも、マーチャンダイジングを実行する関連部門で分析を実現することで、商品/販売戦略のトータルでデータ活用できること」などを評価したという。
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この顧客分析システムにより、ビームスは今後、顧客層の把握とニーズに合わせた施策の実行/効果検証のサイクルを確立し、顧客のライフタイム・バリュー向上を実現していく構えだ。
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