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第6回 「メールマーケティング」という取り組みの意味を考える【連載】メールマーケティングの最前線(2/2 ページ)

メールマーケティングを単に「メールによる販促」という観点で捉えるのではなく、そこからの拡がりをイメージして取り組むことが大変重要です。広義に捉えれば、メールマーケティングは、CRMや顧客中心の考え方に基づいたアプローチです。仮に手段が変わったとしても、そこで得た考え方やノウハウはある程度継続して有効に働くでしょう。

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全体最適のために

 実現を難しくしている主要因のもう1つとして、マーケティング部門内の活動であっても、アクイジションとリテンション間の最適な予算配分の設定が難しいという問題があります。顧客を軸に考えるということは、消費者が企業の顧客になり(企業側からしてみれば、獲得する)、継続的に情報を得て、再度何かの商品を購入し、やがてコアな顧客になっていき……といった、各フェーズのつながりを意識し、その中でいかに全体最適を図るか、ということでもあります。言い換えれば、全体最適のために、獲得のフェーズ、あるいは、維持、追加販売の各フェーズをどうバランシングしていくべきかを考えなければなりません。

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