ニュース
商品購入者が持っているレシートから「買った理由」を調査するサービス、ソフトブレーン・フィールドとクレディセゾン:購買証明付き購買理由データ
ソフトブレーン・フィールドとクレディセゾンは2012年12月9日から業務提携契約、共同事業契約を締結し、消費財メーカーを対象としたマーケティング支援サービスを2013年2月より展開すると発表した。
両社の提供するマーケティング支援サービスは、商品を店頭で購入したクレディセゾンネット会員(ショッパー)から直接、レシート画像とともに購買理由を収集し、契約した消費財メーカーに専用Webサイトを通じてデータを提供するというもの。これにより、メーカー各社が消費者の動向に合わせたブランド戦略/販促計画をより精度高く立案できるようになると両社はアピールする。定量的に購買情報を収集できるため、週次POSデータなどとの連動分析も可能となる。
ソフトブレーン・フィールドは、800万人のネット会員を持つクレディセゾンと提携することで、本人認証度の高い“ショッパー”の声を収集する。“ショッパー”は、会員登録を前提に購買理由とレシート画像をクレディセゾンに提供すると、ポイントサイトでポイントを貯めることができる。
ソフトブレーン・フィールドは「現在、消費者を理解する手法としては、顧客アンケート調査などの調査手法があるが、商品購入者を理解する方法についてはまだ確立されていなかった」とコメントしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
顧客データ分析事例:米メジャーリーグ ピッツバーグ・パイレーツ、チケット更新率前年比6%の理由
メジャーリーグのピッツバーグ・パイレーツが米SAS Instituteの分析ツールを使い、「年間のチケット更新率を6%アップ」「顧客ロイヤリティの向上」などの成果を上げた。購買プロセスとスマートフォン:スマートフォンをショッピングに使う人はユーザーの33%、グーグル調査
グーグルは12月6日、日本の消費者の購買行動におけるモバイルの役割を調査した「モバイルショッパーリサーチ」を発表した。顧客支援だけではもったいない:親身な語りかけが企業と生活者の距離を縮める〜アクティブサポート〜
アクティブサポートの目的は不満の解消だけではない。良好なコミュニケーションを継続して信頼感を醸成していくことができれば、マイナスをプラスに転換し、中長期的なファンづくりにつなげていくことも期待できる。アンケート×アクセスログから消費者行動を可視化:ビッグデータ解析プラットフォーム「C-Finder」を3社共同で発表 、オプト、数理システム、TIS
オプト、数理システム、TISの3社は12月5日、データベース管理からデータの抽出、分析、集計までを一元管理するビッグデータ解析プラットフォーム「C-Finder」の開発、販売、導入サポートを共同で行っていくと発表した。【連載】リードナーチャリングは顧客のキモチに立って:第4回 ユーザー視点で考える、“貴社の展示会施策の成果が上がらない理由”
展示会への出展を瞬間風速的ではなく、中長期的なスパンで「(顧客を)育てる/自社製品に徐々に振り向いてもらう」機会と捉え直すことができれば、その場で接点を持ちえた全ての名刺情報が「資産=未来の顧客」となり得るはずだ。消費者1万人のアンケート調査:「安くて経済的なものを買う」消費者は減少傾向、野村総合研究所調査
野村総合研究所の調査によると、製品選定の際、「低価格」であることより、「品質」「ブランド」などを重視する消費者が増えている。