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リクルートのMROC導入、参加者の本音を引き出す運用のポイントとは【連載】MROCでリアルタイムにユーザーの本音を引き出す 第2回(1/2 ページ)

前回はMROCの概要と利点、その実施例について掲載しました。連載第2回は導入プロセスについて、詳しく書いてきたいと思います。

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 とあるサービスで「動画の長さ」についてリサーチしたことがありました。従来のアンケートだと「ちょうど良い」という回答が最も多かったのですが、そう答えた人の1人にMROC(Marketing Research Online Community/オンライン上にユーザーを数百人から数千人集め、数週間〜数カ月間の対話を通してユーザーの意見をリアルタイムで深堀しながら理解する手法)を使って同じことを聞くと「長すぎる」と答えていることが分かりました。結局、このときはMROCで得た「動画は長い」ということがカスタマーの本音と捉えてサービスを変えるという決断をしました。このように、既存のアンケートではカスタマーの本音は得られないのではないかという強い課題感から、私は2012年に自ら手を挙げ、「MROCがリサーチの質を改善できるのか」というテーマの下、プロジェクトをスタートさせました。

 対象サービスを検討するに当たって重視したのは以下の2つの条件です。

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