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第5回 保険選びの基準を変えるマーケティング戦略――ライフネット生命のソーシャルリスニング:【連載】マーケティングプランナーのためのソーシャルリスニング
保険会社の資本が入っていない独立系保険会社として、実に74年ぶりに誕生した 「ライフネット生命」。柔軟かつ斬新な発想のマーケティング施策は常に生活者の話題となる。そんな同社が実践するソーシャルリスニングとは? 同社 マーケティング部の岩田慎一氏に、ライフネット生命独自のソーシャルの活用方法を聞いた。
生命保険を「シンプルで分かりやすい」「自分でできる」と思ってもらう
前野 保険の仕組みは複雑ですよね。私は個人的に、営業の方に説明してもらって自分に合うタイプの保険の提案を受けて加入するのが当たり前だと思っていました。ネットで選んで申込むという発想自体持っていない生活者も多いですよね。
岩田 そうですね、例えば、海外旅行は添乗員さんとツアーで行くものだと思っている方は、LCCが安いとか、ネットだと直前割引でホテルが安く取れるという情報を見聞きしても、自分には関係ないと思われますよね。そのような方には、そもそも自分で飛行機やホテルをアレンジして旅行できるということを、情報や体験を通じて知ってもらうことが必要です。
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