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第15回 「メディア」から「トピック」基点のPRキャンペーンへ――ほっぺをなくした「くまモン」はなぜ話題になるのか?:【連載】インターネット時代の企業PR
現代のPRキャンペーンにおける成功の可否は、PR担当者が話題になりそうな「トピック」をいくつ把握しているか、関心の接点を作り出すことができるかにかかっている。「メディア」から「トピック」へ。これがキーワードである。
くまモンが巻き起こした騒動
先日、熊本県の「営業部長」くまモンの公式Twitterアカウントから発せられたこのようなツイートをきっかけに、ソーシャルメディア上で、ある出来事が大きな話題になりました。
「ボク、なんか変じゃないかモン?」
このツイートと同時に投稿された画像をよく見ると、トレードマークとも言える赤いほっぺをなくしたくまモンの姿が! このツイートをきっかけに「くまモンがほっぺをなくした」「くまモンのほっぺを探せ」という大キャンペーンが始まります。翌日には都内で大々的な呼びかけが行われ、ソーシャルメディア上でも多くの人が「かわいそう」「笑った」「ここで見つけた」「ほっぺがなくてもかわいい」など、この事件について言及しました。
結局このほっぺは今月に入って発見され、その旨発表されるのですが、オチは「熊本県の赤くておいしい食べ物を食べて、ほっぺが落ちてしまった」というもの。YouTubeで一部始終がまとめられた動画が公開されています。
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