ニュース
Sansanが新事業戦略「Sansan Plus」を発表:名刺を検索するSansanから名刺で検索するSansanへ
名刺を起点に業務効率化やデータ価値の向上を行うビジネスプラットフォームへ進化。各種社内データの連携を後押しし、営業活動への活用も視野に。
eBook 無料ダウンロード
全力で始めたいマーケターのための「TikTok」入門
ユーザーもコンテンツも拡大し続ける「TikTok」はもはや単なる若者向けの短尺動画SNSではありません。消費者とつながるための強力な武器として企業はTikTokをどう使いこなせばいいのか。ポイントを分かりやすくまとめました(右の画像をクリックしてダウンロード)
クラウド名刺管理サービス「Sansan」を提供するSansanは、新たな事業戦略「Sansan Plus」を発表した。
Sansan Plusでは、Sansanが作る正確な名刺データの下、パートナー企業と共にさまざまなアプリケーションの提供と、社内に蓄積するあらゆるデータの整備、デジタル活用のコンサルティングを行って企業のデジタル化を後押しする。
これによりSansanのユーザー企業・組織は、法務や経理、コンプライアンスなど専門部門だけが持っていたデータを名刺から検索することで、長時間を要していた業務の短縮を図ることができる他、営業活動などさまざまな業務をデジタル化し、最適化できる。
パートナー企業と連携してSansan上に新たな機能を追加
Sansan Plusは「Sansan Plus App」「Sansan Plus Consulting」「Sansan Plus Integration」の3つの概念から成り立つ。参画する各パートナー企業は、Sansan Plus Partnerと呼ばれ、ユーザー企業のメリットを追求する。
- Sansan Plus App:Sansanと外部SaaSサービスが連携し、Sansan上で利用ができるオプション機能群で、名刺データを入り口に外部サービスと連携することにより、これまでになかった価値や機能を提供する。ユーザー企業は、Sansan Plus Appとして提供される各オプション機能を個別に追加できる。
- Sansan Plus Consulting:Sansanがコンサルティング会社と連携し、各種Sansanサービスを活用した企業のデジタル化コンサルティング支援を行う。
- Sansan Plus Integration:企業がデジタル化を推進する際には社内のデータを効果的に統合して一つのマスターデータを構築することが必要になる。今回SansanはtoBeマーケティングおよびリアライズとデータ統合領域にて協業。Sansanの提供するデータ統合ソリューション「Sansan Data Hub」と各社のソリューションを活用し、社内に散らばるデータを統合するためのコンサルティングを実施する。
Sansan Plus Appの第一弾の提供予定機能には以下のようなものがある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 2019年、名刺交換が最も活発だった都道府県と業種は?――Sansan調べ
500人へのアンケートと名刺アプリ「Eight」の活用動向から見えてきたビジネスパーソンの意識とは。 - 真に「顧客の未来」を描く――事業創造、事業転換、急成長、それぞれの局面におけるマーケターの役割とは
空の松村大貴氏、IKEUCHI ORGANIC牟田口 武志氏、Sansanの松尾佳亮氏、そしてパラレルマーケター小島英揮氏が語るこれからのマーケター像。 - カスタマーサクセスチーム立ち上げ時の残念エピソード、成長SaaS企業5社が振り返る
カスタマーサクセス元年ともいわれる2018年末に、日本国内でこの領域をけん引するSaaS事業者5社の論客が「俺たちの失敗」を赤裸々に語った。 - DataRobotとMarketoが連携、AIで業務の自動化と高精度な予測分析を一挙に実現
DataRobot Japanとマルケトは、「Marketo」と「DataRobot」のAPIによる接続検証を行い、その結果を受けて共同でのプロモーションを開始した。 - 「冬眠人脈」による経済損失規模、1企業当たり約120億円――Sansanが推計
活用されていない名刺「冬眠人脈」によって日本企業はどれだけ損をしているのでしょうか。Sansanが調べました。