ニュース
DataRobotとMarketoが連携、AIで業務の自動化と高精度な予測分析を一挙に実現:Sansanが運用を開始
DataRobot Japanとマルケトは、「Marketo」と「DataRobot」のAPIによる接続検証を行い、その結果を受けて共同でのプロモーションを開始した。
DataRobot Japanとマルケトは「Marketo」と「DataRobot」のAPIによる接続検証を行い、その結果を受けて共同でのプロモーションを開始した。
API連携によりGUI上でアイコンを配置しプロパティを設定するだけでDataRobotとMarketoをプログラミングせずに組み合わせることができるため、Marketoの長所であるリードナーチャリングやスコアリング、チャネルの統合、マーケティングROI解析を「DataRobot」の機械学習を利用して実ビジネスにおいて最大限活用できるようになる。
例えば、フォーム画面から顧客活動情報をMarketoが自動で取得した際に、瞬時にDataRobotでスコアリングを行いMarketoに予測値を返すことで、最適なオファーをリアルタイムで提供することができる。
このAPIの仕組みは、クラウド名刺管理サービスを提供するSansanが採用し、既に実ビジネスでの利用を開始している。Sansanでは、Marketoで蓄積してきた顧客情報とDataRobotの高精度なリアルタイム解析を組み合わせることで、見込み客がサイトに訪問した際の温度感や振る舞いに応じて適切なコミュニケーション施策を実施するなど、マーケティングROI最大化のために活用する予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- まずは「顧客に触れる」ことから:Sansanが実践するカスタマーサクセス、「解約率を下げる」よりも大切なこととは?
カスタマーサクセスとは何か、どう運用すればいいのか。成功のポイントは「タッチスコア」にある。 - マーケティングや営業部門は始めやすい:大阪ガス 河本 薫氏とDataRobot シバタアキラ氏が語る「AIの民主化」
DataRobotは市民データサイエンティストの育成プログラム、プロジェクトコンサル、ツールの3つをパッケージングした「AI-Driven Enterprise Package」を2018年4月1日に提供開始する。これにより同社が目指す「AIの民主化」とは何か。