調査リポート
ラグビーに関心を持つ人が急増――マクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングが調査:今日のリサーチ
「2019年スポーツマーケティング基礎調査」の結果から速報値を紹介します。
マクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングは共同で「2019年スポーツマーケティング基礎調査」を実施しました。同調査は2004年から毎年実施しており、今回が16回目になります。今回はこれまでの調査結果を踏まえて生活者のスポーツに対する意識や消費行動の変化に注目しています。速報値として提供された主な調査結果は以下の通りです(詳細レポートではデータが修正される場合があり)。
【訂正あり】本記事は、初出時より訂正した箇所があります。
- スポーツ参加市場規模は約2兆3000億円
- スタジアム観戦の支出額は年間4万6509円で前年より21.0%増
- スポーツ観戦が好きという人が増加。見るスポーツの上位は野球、サッカー、スケート・フィギュアスケート、バレーボール、テニス
- プロ野球ファン人口は2685万人で前年比90万人減。サッカー日本代表のファンはワールドカップでベスト16に入った効果が薄れ前年比351万人減の2973万人。Jリーグファン人口は1061万人。B.LEAGUEファン人口は692万人。Vリーグファン人口は557万人に増加
- 日本でのワールドカップ開催でラグビーに関心を持つ人が急増
- 好きなスポーツ選手は米大リーグで活躍した大谷選手が1位、フィギュアスケート羽生選手が2位。フィギュアスケートではシニア1年目で活躍した紀平選手が5位
- キャッシュレス決済利用者の7割がスタジアム等での観戦時に利用意向を持つ。利用したい場面は「チケット購入」「レストランでの飲食」「売店での購入」など
【訂正】:2019年11月2日午後2時20分 初出時にスタジアム観戦の支出額は年間4万6509円で前年より12.8%増と記載していましたが21.0%増に訂正しました。
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