調査リポート
従業員のエンゲージメント向上は退職率低下に寄与する――リンクアンドモチベーション調べ:今日のリサーチ
リンクアンドモチベーションは、「エンゲージメントと退職率の関係」に関する調査結果を発表しました。
リンクアンドモチベーションの研究機関であるモチベーションエンジニアリング研究所はリンクアンドモチベーショングループの企業4社を対象に「エンゲージメントと退職率の関係」に関する調査を実施しました。
エンゲージメントスコア(以下、ES)は人が組織に帰属する要因をエンゲージメントファクター(企業理念や組織風土、支援体制など)として分類し、従業員が会社に「何をどの程度期待しているのか」「何にどの程度満足しているのか」の2つの観点で質問した結果から算出したものです。同社が慶應義塾大学ビジネス・スクールの岩本研究室と2018年9月18日に発表した「エンゲージメントと企業業績」の研究結果では、ESの向上は営業利益率・労働生産性にプラスの影響をもたらすことが明らかになっています。
今回の調査では、調査対象4法人いずれにおいてもESと退職率の間に強い逆相関が見られました。
「メンバー層」だけでなく「ミドル層」の退職率低下にもESが寄与
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Fringe81田中 弦氏×ヘイ佐俣 奈緒子氏 強い組織はプロダクトマネジメント視点で作る
Web業界で注目される気鋭の起業家2人が、組織や働き方のこれからについて語り合った。 - 上司が部下の勤労に感謝すると仕事のパフォーマンスが上がる件――Unipos調査
上司からのフィードバックに対する満足度が、仕事のパフォーマンスに影響することが分かりました。 - 2019年版「働きがいのある会社」、セールスフォース・ドットコム、アドビ、マルケトなどが上位にランクイン
Great Place to Work Institute Japanによる「働きがいのある会社ランキング」の2019年版です。 - パナソニックが実践する採用マーケティング、大企業にも「エンゲージメント」が必要な理由とは?
好景気と少子化が企業間の人材獲得競争を激化させている。一方で、学生たちの情報感度は高くなった。そうした中、企業の採用戦略に求められるのがマーケティングの視点だ。パナソニックの取り組みをレポートする。