調査リポート
メディア別市場規模で「ネットワーク」が初めて「放送」を超える――『デジタルコンテンツ白書2019』:今日のリサーチ
コンテンツを消費するメディアはパッケージからネットワークへの置き換えが進み、2018年には「ネットワーク」市場が調査開始以来初めて「放送」市場を超え、「パッケージ」市場にも迫る規模までに拡大成長したことが分かりました。
デジタルコンテンツ協会は『デジタルコンテンツ白書2019』(監修:経済産業省商務情報政策局)を発刊しました。同協会では国内コンテンツ産業の市場規模の調査を2001年から毎年行っており、白書ではその市場規模の詳細データを掲載するとともに、マンガ、アニメーション、映画、音楽、ゲーム、オンラインゲーム、ライブエンターテインメントなどのコンテンツ分野別動向や、各種メディアの分野別動向、また海外の状況を国内外の専門家の執筆により明らかにしています。
白書によると2018年における日本のコンテンツ産業の市場規模は12兆6590億円(前年比101.3%)と、7年連続で堅調に推移しています。
2018年のデジタルコンテンツの市場規模は8兆9666億円
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