調査リポート
Webアナリティクス、日本の市場規模は米国の14%以下:「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在
他社はどのツールを導入しているのか。営業インテリジェンスデータサービス「Datanyze」のデータから今月は「Webアナリティクス」の導入状況を探る。
この連載では、特定企業のWebサイトに導入されているソフトウェアやアプリ内のSDKを瞬時に分析できるデータサービス「Datanyze」で推定した、日米におけるさまざまなマーケティングツールの採用状況を定期的にレポートします。今月はWebアナリティクスツールについてのデータを公開します。
最も多く使われている「Googleアナリティクス」
Webアナリティクスは、Webデータの測定、収集、分析、レポートなど、Web利用の理解と最適化を目的としたテクノロジーツールです。世界でもマーケティングオートメーションやEコマースプラットフォームに匹敵するほどブランド数が多く、Datanyzeは米国231ブランド、日本国内でも146ブランドを毎日トラッキングしています。
市場全体では、米国で275万8775ドメイン、日本で37万3348ドメインが、何かしらのアナリティクスを採用していますが、日本の市場規模は米国の14%以下です。米国では無料ツールを積極的に活用する個人や中小企業も多く、1社で複数のアナリティクスを使い分けて利用することも珍しくないため、このように大きな差が生じています。日米のランキングは以下の通りです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 意思決定の根拠を持つ:統計家・西内 啓氏が語る「エビデンス」の力
統計学ブームに火を付けた西内 啓氏が、「エビデンス」に基づく意思決定の重要性について語った - インプリやテクニカルサポート、技術検証など:IMJが「Salesforce Marketing Cloud」と「Google アナリティクス 360」連携支援サービスを提供
アイ・エム・ジェイは、「Salesforce Marketing Cloud」と「Google アナリティクス 360」の連携ソリューションの導入・活用支援サービスの提供を開始した。 - 1分の簡単な設定だけで簡単に連携:GoogleアナリティクスとShirofuneが連携
Shirofuneは、クラウド広告運用ツール「Shirofune」に、1分で終了する簡単な設定だけでGoogleアナリティクスとネイティブに連携する機能を拡充した。 - 顧客データ統合から独自AIモデル開発、AI運用、マーケティング活用まで支援:イー・エージェンシー、Google アナリティクスやCRMなどのデータによるAIマーケティングソリューションを提供
イー・エージェンシーは、Google アナリティクスやCRMなどのデータによるAIマーケティングソリューションの提供を開始した。