Sitecore Experience Cloudが刷新、目玉は「ヘッドレス」「パーソナライズ自動化」「DAM」など:最新版の新機能を紹介(2/2 ページ)
「Sitecore Experience Platform 9.1」がリリースされた。新バージョンにおける機能強化のポイントと、「Sitecore Experience Cloud」全体での刷新のポイントを解説する。
強化された機械学習
Sitecore Experience Platform 9.1では、機械学習エンジン「Sitecore Cortex」の機能も大幅に強化された。9.0では、Cortexはごく簡易的なものにすぎなかったが、9.1においては、イベントが発生するとSitecoreのプロセスエンジンがデータを機械学習エンジンに渡し、結果を返すといった仕組みを持つ。例えばオフラインのデータからセグメントを検出してそれぞれのペルソナ向けのWebコンテンツ作成を自動化したり、A/Bテストの実施結果の精度を高める示唆を与えたりしてくれる。また、パーソナライズのためのルール作成やコンテンツのタグ付けのような面倒な作業も自動化できる。機械学習エンジンを自由に選択できる点も特徴だ。
また、ドラッグアンドドロップ式の直感的なコンテンツ編集ユーザーインタフェース「Horizon」が利用できるようになる。これにより、デバイス固有のプレビューも可能になる。コンテンツの作成、公開時には、顧客のコンテクストに関する洞察をリアルタイムで参照する分析機能が搭載されている。
その他、Webフォームも改善した。例えば「自動車をお持ちですか」という質問に「はい」と答えた人と「いいえ」と答えた人それぞれに、次のページで別々の質問を分岐させていくといったことが簡単にできるようになる。
Stylelabs買収でさらに進化を遂げたSitecore Experience Cloud
Sitecoreは2018年10月に、デジタル資産管理(DAM)やマーケティングリソース管理(MRM)、製品情報管理(PIM)などのソフトウェアを提供するStylelabsを買収することで同社と合意した。この買収により実現するのが「Sitecore Content Hub」だ。
既に作られたコンテンツを管理するのがCMSの役割だが、コンテンツを制作する作業をどう管理するかというのは、また別の課題だ。そこで使われるのがDAMだ。これまでSitecoreユーザー企業はSitecoreと連携可能なDAMを利用していたが、間もなく選択肢の一つとしてSitecore Content Hubが加わることになる。
Sitecore Content HubをSitecoreに統合することで、マーケターはコンテンツのライフサイクル全体を管理したり、特定のコンテンツがどのような影響を個々の顧客に及ぼしているのかを把握したりできるようになる。これにより、カスタマージャーニー全体を通してデジタル体験を演出し、顧客生涯価値(LTV)向上につなげることができるというわけだ。
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