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経営層が全社のデータにアクセスできると何が変わるか、米小売業大手Targetに学ぶ「Domopalooza 2018」レポート(1/2 ページ)

DOMOが米国で開催した年次カンファレンス「Domopalooza 2018」のクロージングセッションから、米小売業大手Targetのデータ活用と、そこで分析ツールが果たす役割について紹介する。

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 クラウドBIベンダーのDomoは米国時間2018年3月14〜15日、年次カンファレンス「Domopalooza 2018」を米国ソルトレイクシティーで開催した。

 現在のDomoユーザーは大企業から中堅中小企業まで多岐にわたる。カンファレンスのメインゲストとして招待されたTargetは米国ミネアポリスに本拠地を置く小売り業者で、2017年の「Fortune 500」ランキングで38位となった大規模チェーンだ。赤い的型のロゴで知られるTargetは、「ゲスト」と呼ばれる顧客に、毎日の必需品とファッショナブルで差別化した商品を格安に提供している。同社の競合に当たるのが、あのWalmartだ。

 Targetは、全米1800以上の店舗とデジタルチャネルをシームレスに統合し、ビジネスを展開しており、過去2年間でデジタルからの売り上げを年間約30%伸ばしたという。売り上げ全体に占めるデジタルの割合はまだそれほど大きくないものの、今後の3年に向けて、デジタル事業に70億ドルを投資することを明らかにしている。

 本稿では、クロージングセッションの冒頭に実施された、Target エンタープライズデータ、アナリティクス&BI担当シニアディレクター ベン・シャイン氏とDomo創業者兼CEOのジャシュ・ジェイムズ氏の対談から、大企業がデータ分析をスケールさせるポイントを探る。

ベン・シャイン氏とジャシュ・ジェイムズ氏
左からベン・シャイン氏とジャシュ・ジェイムズ氏

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