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「ポスト真実」時代の情報収集はどうなっている?週刊「調査のチカラ」

2017年も後半に突入。時の流れの速さがウソであってほしいと思う今日このごろ。真実を知りビジネスを加速させてくれそうな調査レポートを紹介します。

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フェイクニュースを拡散したことのない者だけが石を投げなさい

 2017年7月2日には東京都議会議員選挙の投開票が行われますが、さまざまなメディアで多くの情報が飛び交う中で1票の投じ先を決めるのがより難しくなっているように思えます。ファクト(事実)は1つでも解釈の仕方は無数。「フェイクニュース」が意外な影響力を持ってしまう背景には巨大メディアへの不信感があるともいわれます。何はともあれ、自分なりにニュースを読み解く力が、今後一段と必要になりそうです。SNSのタイムラインに躍る刺激的な見出しを脊髄反射でシェアしてはいけません。拡散禁止。助さんも格さんも聞きなさい(黄門様)。ということで今回も、調査まとめサイト「調査のチカラ」の9万件超のストックから、最近の話題を中心に、気になる調査データをピックアップしました。

79%がフェイクニュースの存在に懸念――BBC調査

 英国放送協会(BBC)の国際ニュースサービス「BBCワールドニュース」は、「ニュースの信頼性」に関する調査を実施しました。アジア太平洋(オーストラリア、シンガポール、マレーシア、香港、インド)で週1回以上国際ニュースを視聴する有料テレビ契約者1549人を対象に、「国際ニュースをリアルタイムに把握するのに一番有効な手段」を尋ねたところ、1位は「テレビ」(85%)で、「ソーシャルメディア」(76%)、「ニュースアプリ」(50%)が続きました。また、ソーシャルメディアで臨時ニュースを知った場合のファクトチェックについては、68%が「国際ニュースチャンネルで」と回答、続いて「国際ニュースメディアのWebサイトまたはアプリ」が62%、「国内のテレビチャンネル」が57%となりました。また、82%が「ニュースを常に追っていることは重要だ」と考える一方で、79%が「フェイクニュースの存在に懸念を抱いている」ということです。さらに64%が「フェイクニュースと事実のニュースを見分けるのは困難だ」と回答。情報が飽和する社会の問題点が顕在化しつつあるようです。

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