ソーシャルギフトのギフティ、成果報酬型の来店促進ツールを提供:アライドアーキテクツ、CDGと共同で
ギフティは、来店者人数に連動した成果報酬型キャンペーンツール「GIFTRACK」を提供開始した。
ソーシャルギフトサービス「giftee」を展開するギフティは、ソーシャルメディアマーケティング支援のアライドアーキテクツおよび、マーケティングコミュニケーションサービスのCDGと共同で、来店促進に特化したキャンペーンツール「GIFTRACK(ギフトラック)」を開発。2017年3月27日より提供開始した。
これは、店舗や企業が来店促進キャンペーンを効率的に導入するためのツールであり、キャンペーンの企画から告知、インセンティブ(来店ギフト)、運用、効果測定まで、キャンペーンの実施に必要な機能をワンストップで提供する。
店舗における来店認証は、ギフティが提供する電子スタンプ(※)を活用し、来店した店舗の場所や日時、キャンペーン告知媒体ごとの集客、アクセス権限を付与された来店者情報などのデータを収集。キャンペーンの効果検証やマーケティング戦略の策定につなげることが可能だ。ギフティは、インセンティブとなるeギフトの提供および電子スタンプを通じたキャンペーンデータの収集と分析を担当する。
※スマートフォンの画面に表示された電子スタンプを直接タッチするだけで、eチケットを個別に照合し、使用済みと反映して処理することが可能。
キャンペーンの告知および運用については、アライドアーキテクツが運営する会員向けキャンペーン応募サイト「モニプラ」のプラットフォームを活用し、約400万人のモニプラの既存会員向けにキャンペーンの告知を実施する。
またCDGは、来店促進を含む幅広いマーケティングサービスを提供してきたこれまでの実績をベースに、GIFTRACKにおけるキャンペーンの企画、運営管理、成果分析に基づくコンサルティングを担当し、販売を行う。
これまで、来店促進のキャンペーンインセンティブでは、プラスチックや紙の金券が利用されることが多く、リアルタイムで詳細な効果測定が難しかった。また、あらかじめ商品を在庫として確保する必要があるためさまざまなコストが発生していた。一連のステップにデジタルを活用するGIFTRACKの採用でこれらの各種コスト削減が期待できるという。
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