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「Marketo Account-Based Marketing」を発表:ABMに必要な機能を1つのプラットフォームに集約
マルケトは、営業チームとマーケティングチームが密接に連携して重要顧客にターゲットを絞り、関係を構築し、測定できるようにする、Marketo Account-Based Marketing(Marketo ABM)の提供開始を発表した。
マルケトは、マーケティングオートメーションツール「Marketo」にアカウントベースドマーケティング(ABM)に必要な機能を標準搭載する「Marketo Account-Based Marketing(Marketo ABM)」を発表した。
ABMは、営業チームとマーケティングチームが連携してあらかじめ重要顧客となり得る特定企業(アカウント)にターゲットを絞り、マーケティング活動の進捗(しんちょく)を測定しながら関係を構築していく手法。
Marketo ABMによって、マーケティングチームと営業チームは、より関連性のあるパーソナライズされた方法で連携し、顧客を絞り込むための適切なツールを入手できる。具体的には、
- パーソナライズされた方法で、最も重要な顧客にターゲットを絞る:アカウントおよびリードスコアリングを活用し、パーソナライズされたキャンペーンを通じて、顧客の中から適切な顧客や適切な担当者を容易に絞り込む
- メール、Web、イベント、ソーシャル、モバイルなど、複数のチャネルにわたって顧客や重要な意思決定者と深い関係を構築:マルケトの「オーディエンスハブ」で取得した詳細な顧客行動情報を生かして、まさに適切なタイミングで、高度にパーソナライズされたメッセージを提供
- 高度なアカウントベースのアナリティクスを活用:アカウントチームがマルチチャネルエンゲージメント、パイプライン、収益などの主要指標にわたってABM活動の影響を測定し、その成果を最適化できるよう支援
- プレディクティブスコアリングや顧客充実など、マルケトのLaunchPoint®エコシステムパートナーから提供される補完的ソリューションを活用して、Marketo ABMの機能を拡張
といったことが可能になる。日本国内では年内に展開を予定している。
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