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三陽商会、NTTデータの「BizXaaSオムニチャネル」を採用:リアル店舗とECを融合
三陽商会とNTTデータは3月12日、三陽商会が目指す次世代Eコマースの実現に向け、「SANYOオムニチャネル基盤システム」の構築を開始したことを発表した。この基盤として三陽商会は、NTTデータが提供する「BizXaas(ビズエクサース)オムニチャネル」をアパレル業界で初めて採用する。
SANYOオムニチャネル基盤システムは、同一の基盤上で複数のECの運営や、店頭在庫を含め全在庫の販売を行える仕組みを持ち、リアル店舗とECを融合する基盤。両社はこれまでもECサイト「SANYO iStore」においてBtoB在庫連携や店舗取り寄せサービスを開始してきたが、複数ブランドとのマルチテナント展開や拡大するチャネル、多言語/多通貨対応などを視野に、より柔軟でスピード感あるプラットフォームの必要に迫られていた。
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