ニュース
リターゲティングの米AdRoll、日本市場でサービスを本格化:東京オフィス開設
リターゲティングプラットフォームを提供する米AdRollは2月26日、東京オフィスとなるAdRollを開設し、2015年3月2日より日本での営業活動を開始することを発表した。東京オフィスは、サンフランシスコ本社、ニューヨーク、ダブリン、シドニー、ロンドンに次ぐ6番目の拠点となる。今回のAdRoll日本法人設立により、AdRollのセルフサービスソリューションの完全な日本向けローカライゼーションを実施、日本国内のユーザー企業に対して包括的なサービスを提供していく。
AdRollプラットフォームは、プラットフォームやデバイスを問わず、企業が効果的な広告キャンペーンを実施することを支援するプラットフォームであり、世界2万超の広告主に利用されている。今回の事業開始にあたり、サイバーエージェントやオプト、セプテーニなどデジタル広告代理店11社、メディアレップ2社がセミローンチ契約を結び、日本企業のリターゲティング広告戦略を支援する。
なお、サイバーエージェントのデータフィードマネジメントサービスである「CA DataFeed Manager」は、すでにAdRollプラットフォームとの連携が完了しているという。
AdRoll東京オフィスの開設にあたっては、代表取締役会長にYahoo! JAPANの第一号社員である有馬誠氏、代表取締役社長に元Googleの香村竜一郎氏を任命。AdRollは、ネット業界の経験/実績が豊富な2人を迎えることで、2014年のデジタル広告支出1兆円を超えた日本市場におけるシェア拡大を目指す構えだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- オプティマイザー、「顧客獲得型動画広告」の提供を開始
総合マーケティング企業のオプティマイザーは12月4日、ランディングページに動画を適用して顧客の離脱率低減/滞在時間を向上させる「顧客獲得型動画広告」の提供を開始した。 - TAGGY、リターゲティング広告の配信最適化に特化した「おもてなしDSP」を発表
ディスプレイ広告事業を営むTAGGYは11月28日、リターゲティング広告の配信最適化に特化したプラットフォーム「おもてなしDSP」をリリースした。おもてなしDSPは、同社が培ってきたリターゲティング広告の運用ノウハウに基づき、広告配信を最適化するロジックを搭載した。 - モバイルアナリティクスの独adjust、日本オフィスを開設
モバイルアナリティクスを手掛けるadjustは11月17日、成長するアジア市場への本格展開に向け、日本および上海にオフィスを開設したことを発表した。 - 検索広告市場の構造変化――モバイル端末のクリックが全検索広告の50%に
モバイル端末の急速な普及は、企業に対し、検索広告市場に対する戦略の転換を迫る。検索広告市場の主役は、PCからモバイル端末に変わりつつあるのだ。