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CMOは舞台の袖へ? 代役のCDOが登壇?:CIO〜CMO〜CDO
この10年間、CIOに変わり、企業の救世主的な存在として脚光を浴びてきたのがCMOです。しかし、どうやら、このCMOも次の10年間(5年間?)に向けて、かつてCIOとCMOが演じた交代劇のCIO的なポジションになろうとしています。新しい役の名前はCDO(Chief Digital Officer)と言います。
過ぎ去りしドットコムバブルの時代、少なくない数のビジネスコンサルタントたちが「今後、CIOの役割が変化する」と言っていました。ITの導入を指揮するだけではなく、企業全体の方向性を見据えたうえで、いかにITを戦略的に導入するかを考えるべきであると。それはつまり、CEOやCOOに准じる役割を企業の中で担うべきであるという考え方です。
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