ニュース
データで比較する40年前と現在のカスタマーサービス:企業の顧客対応力(2/2 ページ)
製品/サービスに不満を持つ顧客への企業の対応はどのように変わったのか。40年前と今とを比較した。
3.テクノロジの限界を知る ―― 直接担当者と話したい顧客もいる
特にECサイトやソーシャルメディアに多いが、クレーム対応をすべてオンラインで済ませようとする企業がいる。一方で顧客の側は、クレーム/苦情であればまず電話という人が66%で、ネットを主要チャネルと位置付けている人はわずか6%に過ぎない。1970年代は、当然ながらオンライン対応はなかったので、そもそも「オンライン対応」に対する不満はなかった。この不十分な対応が、より火に油を注ぐことになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 米国マーケターはネガキャンにどのように対応しているか
ソーシャルメディアで展開される企業/ブランドに対するネガティブキャンペーン(ネガキャン)に対して、対策を講じているマーケターは半数未満に留まる。負の連鎖をとどめる手立てを紹介する。 - 英国航空の炎上対応が後手後手に回った理由
今月初め、ブリティッシュ・エアウェイズと顧客との間で起こったトラブルをご存じだろうか。対応に不満を持った男性はただツイートするだけでなく、Twitterに広告費を払ってそのツイートを「広告」にしてしまったのだ。 - ソーシャルメディアに強い組織を作る3つのポイント
組織内でソーシャルメディアを根付かせるためのコツは、「まずはトップから説得する」「協力を仰ぎフィードバックを返す」「コスト、労力をかけすぎない」ことである。 - “遊ぶ心”のある企画設計が生活者の積極的な参画を促す
従来の生活者参加型商品開発は、あくまでも企業が主体であり、生活者は企業の求めに応じて情報を提供するというかたちが一般的であった。しかし、“ソーシャル時代”においては、企業と生活者が同じ地平に立って、“一緒に商品を創り上げる”取り組みが加速している。生活者の積極的な参加を促す仕組みづくりが、成功のカギとなると言えるだろう。