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検索は「見る/聞く」から「触る」時代へ――ヤフーがインターネットサービスの次世代コンセプト「さわれる検索」を発表アート&テクノロジー

Yahoo! JAPANを運営するヤフーは9月17日、次世代インターネットサービスに関する新コンセプトモデル「さわれる検索」と、コンセプトを具現化した「さわれる検索」プロジェクトを発表した。

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 同社の広告統括部門であるマーケティングソリューションカンパニーでは、広告領域に「アート&テクノロジー」を推進していく方向性の下で新しい広告を提案しており、この「さわれる検索」というコンセプトモデルを通じて「インターネットを通して、ユーザーに立体イメージを届ける」という新しい広告表現の可能性を提示したという。


「さわれる検索」マシン

 「さわれる検索」とは、3Dデータベースと3Dプリンタを融合することで、音声入力で認識されたキーワードを3Dプリンタで「立体物」として生成/アウトプットすることで、「情報をさわる」という新たな表現を実現したもの。Yahoo! JAPANではこうした可能性を基に、より優れた広告の未来にチャレンジしていく。同社は17日より「さわれる検索」プロジェクトサイトを開設し、企業/一般ユーザーから3Dデータを募集・蓄積するほか、3Dプリンタを持つ一般ユーザーにも期間限定で収集した3Dデータを提供し、「情報にさわる」体験を多くの人々に体感してもらう。なお、本プロジェクトへの企業からの協賛については、「3Dデータ協賛企業」として、3Dデータ提供という新しい協賛スタイルにチャレンジしている。


「さわれる検索」例。映画告知プロモーションで主人公フィギュアを配布したり、新車販売時の3Dモデルを楽しんでもらう

「さわれる検索」プロジェクトの全体像

 なお本プロジェクトは、筑波大学附属視覚特別支援学校(盲学校)の協力の下、今月4日に「さわれる検索」プロジェクトの特別授業を実施した後、同13日までに学校内に端末を試験的に設置した。本格導入として今月20日〜10月18日(金)までの約1カ月間、同校に端末を設置し、学生に自由に「さわれる検索」を体験してもらうという。この結果を踏まえ、「さわれる検索」の有効活用が期待できる機関を選定し、マシンを寄贈する予定だ。


「さわれる検索」筑波大学附属視覚特別支援学校での授業風景

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