Google Mapアプリにローカル広告機能を登載 ――Foursquareと競争激化?:ローカル広告競争
米Googleは現地時間8月8日、Android/iPhone/iPad用のGoogle Mapアプリに新しくローカル広告表示機能を追加した。
Google Mapアプリのユーザーの多くは、レストランや自動車ディーラー店舗、歯医者といったローカルビジネスの店舗検索のために利用している。こうしたユーザーに対し、検索結果に関連ある広告を表示する機能が、今回リリースした「関連広告(Relevant ads)」だ。
この関連広告機能は、ユーザーのクリックアクション次第で課金されるかどうかが変わってくる。課金されるのは、(1)ユーザーが「詳細なロケーション情報」をクリックする、(2)行き方のルート案内を表示する、(3)電話番号リンクから直接電話をかける、(4)広告見出しをクリックしたとき。ちなみに「詳細なロケーション情報」には、広告主の住所や電話番号、写真、レビューなどが含まれる。実行されたクリックの種類については、広告アカウントのレポートから確認できる。
一方、無料のクリックアクションには、(1)ビジネス情報の保存、(2)友人とのビジネス情報共有などがある。こうした無料のクリックアクションも、広告主のアカウントから確認できる。
Google Mapアプリに広告を出稿するには、既存のキャンペーン広告にロケーション広告を拡張するか、もしくはAdWords Expressを使って作成する必要がある。また、キャンペーンをモバイルデバイス上やGoogle検索パートナーに表示しないという場合には、設定情報を変更しなければならない。
ローカル広告分野については、先月Foursquareが中小規模のローカルビジネス事業者を対象に広告機能をリリースしており、今後Google MapアプリとFoursquareで競争が激化するとみられる。
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