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資生堂、店頭サービス強化に向け店舗用iPadに顧客サービス用アプリ3種を開発:販売員1万1000人へ
国内の店頭支援システム「ビューティー・タブレット」のアプリケーション3種類を開発し、顧客対応を強化することを発表した。
資生堂は7月25日、店舗の顧客対応サービスに活用しているiPadベースの「ビューティー・タブレット」に向け、美容コンサルティング用アプリケーション3種類を開発し、顧客対応を強化することを発表した。
ビューティー・タブレットは、国内の店頭で顧客対応を行うビューティー・コンサルタント(BC)1万1000人に支給されている業務用タブレット(iPad)を含む店頭支援システムの総称。iPadは、個人の勤務時間管理に加え、商品カタログの閲覧や新製品情報、プロモーション施策情報など、主に社内情報の共有に使われてきた。今回開発した3種のアプリケーションは、タブレットを使って顧客対応を強化するためのもので、メーキャップパターンをシミュレーションできる「メーキャップシミュレーター」を皮切りに、肌色を整えるファンデーション商品を紹介する「ファンデーション」アプリ、肌悩みに応じたスキンケア商品を紹介する「スキンケア」アプリを順次リリースしていく。第1弾となるメーキャップシミュレーターは今年7月21日にリリースされており、ファンデーションアプリは8月21日、またスキンケアアプリは年内のリリースを予定しているという。
資生堂では、これまで同社が培ってきた美容関連のノウハウや顧客対応力を最新テクノロジに移管し、より満足度の高い顧客対応を実現するとしている。これにより、BCの対応力と提案力を強化し、顧客満足度向上を実現するという。
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