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Googleの調査結果――店舗で買い物をする顧客の82%は、モバイルサーチで購入を決めている店員よりスマホ

「店舗内で、購入時にスマートフォンを利用した経験のある顧客の割合」については、84%の顧客が「ある」と回答。また、例えば「商品についての情報を店員に聞く」という店舗内の顧客サービスよりも、モバイルデバイスを利用して情報を得るという顧客は、全体の3分の1に及ぶことが判明したという。

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 SearchEngineWatchは5月15日、Googleが実施した調査 “How Mobile Is Transforming the Shopping Experience in Stores”(「店舗におけるショッピング経験において、モバイルはどのように影響するのか」)の結果をまとめた記事を掲載した。記事のタイトルは、“Google: Mobile Search Helps 82% of In-Store Shoppers Make Purchase Decisions [Study]”(「Googleの調査結果--店舗で買い物をする顧客の82%は、モバイルサーチで購入を決めている」)。以前、ITmedia マーケティングでも、聞く技術研究所が実施した「なぜ人は商品購入時にネットのクチコミを参考にするのか」という調査結果のまとめを掲載したが、このGoogleの調査も、ほぼこちらと同様の傾向が出た。

 まず、「店舗内で、購入時にスマートフォンを利用した経験のある顧客の割合」については、84%の顧客が「ある」と回答。また、例えば「商品についての情報を店員に聞く」という店舗内の顧客サービスよりも、モバイルデバイスを利用して情報を得るという顧客は、全体の3分の1に及ぶことが判明したという。

 なぜ店舗内の買い物にモバイルデバイスを利用するのか。これについては(1)価格比較のため(53%)、(2)利用できるプロモーションやキャンペーンを調べるため(39%)、(3)場所を調べるため(36%)、(4)時間を見るため(35%)が上位を占めた。なお、価格比較やキャンペーンの検索はもちろん、「どの店舗に商品が売られているか」というリサーチにしても、店舗サイトやブランドサイトではなく、大多数の顧客が「サーチエンジン経由で情報を取得する」と回答した。サーチエンジンから店舗サイトやブランドサイトに飛ぶことはあっても、商品についての情報を得るには「まずサーチエンジンで」という行動が主になっているようだ。

 また、モバイルデバイスを使って買い物をする商品カテゴリーとしては、(1)電化製品(97%)、(2)食品(89%)、(3)ベビー用品/PCなどの電子機器製品(共に87%)が多い。反対に、モバイルデバイスを利用する頻度が少ない商品カテゴリーは、ペット用品(71%)とアパレル用品(80%)だった。ただし、それでも顧客の7〜8割は「店舗内でモバイルデバイスを使う」ということで、今やほとんどの分野でモバイルを併用した買い物が一般的になっていることが分かる。また、こうしたセルフヘルプ化が増えているカテゴリーは、(1)電化製品(55%増)、(2)電子機器製品(48%増)、(3)ベビー用品(40%増)、(4)家庭用品(39%増)だという。

 この調査結果によりGoogleでは、

  • モバイルマーケティングは不可欠
  • モバイルツールは、顧客の店舗内の滞在期間をキープする役割がある
  • モバイルは、ネット購買の前に実際に商品を確かめる「ショールーミング」というニーズに合致している

との見解を発表している。

 また、米Local Search Associationが行った最新調査によると、モバイルなどの非PCからのローカル検索件数は、2012年度と比べると4倍になっていることが分かった。スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスからの検索は、今後もさまざまなシーンで増加すると予想されている。

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