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Facebook、ブランドイメージ確保のために広告表示を制限課題解消に向けて

Facebookは、「広告主のイメージを損なう可能性があるグループやページへの広告表示を制限する」という取り組みを開始した。

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 最近、「広告配信先が選べなくて困る」という広告主が増えているという。多数のメディアと契約し、記事のコンテンツや読者の趣味嗜好に合った広告を配信する第三者配信プラットフォームが増えてきたためだ。第三者配信は、媒体ごとに広告原稿を用意することなく、効率的に多くのメディアに配信する利便性がある反面、配信される先のコンテンツやメディアを選べないといった課題がある。例えば下着メーカーの広告がアダルトサイトに表示されたり、交通事故ニュースの横に自動車メーカーの広告が出たりするといった状況は、ブランドイメージを大切にする企業なら誰しも避けたいと思うだろう。

 Facebook広告も例外ではない。「ブランドイメージを損なうようなFacebookページやFacebookグループの横に、ウチの広告を出したくない」という企業は多い。これに対しFacebookは、「広告主のイメージを損なう可能性があるグループやページへの広告表示を制限する」という取り組みを開始した。2013年7月2日にSearch Engine Watchに掲載された“Facebook Restricts Some Ad Placement to Protect Brand Reputation”(「Facebook、ブランドイメージ確保のため広告表示を一部制限」)によると、Facebookのこの新しい試みは7月第1週に完了し、暴力ページやアダルトページの広告表示を制限するという。なお、この広告表示制限は最初のうちは手動で行い、将来的には自動化していくそうだ。

 なぜFacebookはこのような取り組みを始めたのか。記事では、「大手広告主が意図していないFacebookページに広告が表示されたとして、自社のFacebookアカウントを一時停止した」というBBCニュースを紹介し、これが今回の取り組みのきっかけとなったと見ている。

 Facebookは同社のブログで、「デジタルプラットフォームはまだ完全なものではないので、より良くしていくための取り組みは今後も続けていきます。今回迅速に対応させていただくことで、ブランドイメージを損なうような事象の発生を防ぐとともに、Facebookを利用するすべての人々にこのプロセスを実現することを約束します」と述べている。

 Search Engine Watchの記事ではこのブログを「まるで謝罪のよう」と評しているが、Facebookの対応は、デジタル広告配信の課題解消に向けた大きな一歩といえる。今後第三者配信において、プラットフォーム側が表示制限を設けるか、あるいは広告主側が配信先をきめ細かく設定できるようになるのかはこれからの課題となり、デジタル広告の仕組みが成熟することが待たれている。

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