無料のソーシャルメディアモニタリングツールのおすすめ4製品:外出先でもモニタリング
ソーシャルメディアアカウントの運用管理者にとって、頭痛の種となるのが、モニタリング業務だ。
ソーシャルメディアで交わされている自社の話題を本気でモニタリングするなら、24時間365日休みなく張り付く必要がある上、複数アカウントを開設している場合、すべてを1人で運用するのはまず不可能だ。大企業ならば、複数の運用管理者を揃えていたり、Webマーケティングコンサルタントにアウトソーシングしたりするケースもあるだろうが、予算も人数も限られている小さな企業ではそれもかなわない。
EnterpriseAppsTodayに3月6日に掲載されたコラム“7 Apps for Social Media Monitoring on the Go”(「持ち運べる7つのソーシャルメディアモニタリング・アプリ」)は、こうした悩みに答えた記事だ。紹介しているのはどれもスマートフォンで利用できる無料のアプリだけ。記事では、「特に中小企業の場合、デスクトップツールよりもスマートフォンアプリの方が実用的だ」と述べている。場所も時間も選ばずに利用できるので、自社の話題についてモニタリングできるだけでなく、何らかのトラブル発生時にもすぐ対応できる。運用管理者が1名しかいないという場合、スマートフォンアプリの利便性は強い味方になるのだ。
記事で紹介しているのは、セールスフォースが提供する「Radian 6 Mobile」、Hootsuiteの「Hootsuite」「Seesmic」(昨年9月にHootsuiteが買収したソフトウェア)、ExactTarget社の「SocialEngage」、PressKing社の「mention」、Brandseyeの「BrandsEye」、Klout社の「Klout」だ。このうち、日本国内で容易に利用できるのが、Radian 6 Mobile、Hootsuite、Seemic、SocialEngageの4製品。以下、この4製品を紹介していこう。なお、無料とはいっても、別の製品/プラットフォームのバンドル版であったり、国内では有料で提供されていたりするものもあるので、注意したい。
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