サイジニア、サーバーダイレクト型で「Yahoo! タグマネージャー」国内第1号の認定ベンダーに:タグマネジメント
オーディエンスターゲティング広告サービスを提供するサイジニアは4月18日、ヤフーが運営する「Yahoo! タグマネージャー」の認定ベンダーとなったと発表した。サーバーダイレクト型での連携としては、国内第1号の認定ベンダーとなる。
同社によると、「Yahoo! タグマネージャー」を介して、サイジニアが提供する「デクワス.AD」や「デクワス.VIDEO」などの先端広告ソリューションが簡単に利用できるようになるという。結果的に広告主やユーザーは、導入工数の削減、広告の最適化、動作の高速化などによるメリットを得ることができるとする。
Yahoo! タグマネージャーとは
さまざまなタグを一元管理できるタグマネジメントサービスのこと。共通タグをWebページへ埋め込むだけで複数のタグ管理を行うことが可能となり、タグの導入/運用負荷の削減、ページ表示時間の高速化が実現できる。
サイジニアは、独自に開発したディスカバリーエンジン「デクワス」と第三者配信広告プラットフォームを有し、ユーザー行動履歴の解析をもとに、最適な広告を配信するサービスを提供している。今回の「Yahoo! タグマネージャー」との連携により、以下のような付加価値を提供する。
1. 導入作業にかかる工数を軽減
ユーザーごとに広告内容を最適化するパーソナライズ広告は、導入作業に時間がかかるという問題があった。一方、「Yahoo! タグマネージャー」を利用する広告主は、サイジニアのパーソナライズ広告「デクワス.AD」に必要な情報を管理画面から簡単に設定できるようになる。その結果、導入からサービス開始までにかかる工数が大幅に減少する。
2. サイトの動作が高速化
サーバーダイレクト型のタグ連携により、サイトの動作が高速化する。また、サイト内で直接サイジニアのJavaScriptが動作しないため、サイジニアのタグと他社タグとの干渉もなく、タグを追加することによる悪影響を心配する必要がなくなる。
3. さまざまなターゲティング制御
例えば、ユーザーがページをどこまでスクロールしたかや、画像にマウスを重ねたかどうかなどの行動を元に最適な広告をターゲティングして配信することなども可能。その他、A/Bテストを実施することができ、同社のレコメンデーションサービス「デクワス」の効果を比較検証できるようになるなどの効果もある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- トランスコスモス、ヤフーとタグマネジメントサービス事業で提携
トランスコスモスは2月21日、ヤフーとタグマネジメントサービスの分野で提携したと発表した。 - クリテオの日本市場における成功の秘訣と今後の戦略とは
日本の広告市場に現れ、瞬く間にリターゲティグ広告を広めた、仏クリテオ。Yahoo! Japanとの戦略提携により、ますます注目を集めるクリテオの日本支社 代表取締役 上野正博氏に日本市場における成功要因と今後の戦略について聞いた。 - トランスコスモス、米国動画広告DSP提供会社TubeMogul と販売契約を締結
トランスコスモスはTubeMogulと提携し、動画広告DSPの取り扱いを開始した。 - Platform IDがタグの運用/管理に関するコンサルティングサービスを開始
オプトのグループ企業Platform IDは8月2日、Webサイト運営やWebマーケティングに欠かせないタグの運用/管理に関するサービス「タグマネジメントサービス」の提供を開始した。同サービスは広告業界で初めての試み。 - マイクロアド、「BLADE Open App Market(ブレード オープン アップマーケット)」を創設
マイクロアドは4月2日、ディスプレイ広告の統合管理プラットフォーム「MicroAd BLADE(マイクロアド ブレード)」をオープン化し、「BLADE Open App Market(ブレード オープン アップマーケット)」を創設すると発表した。