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第6回 ニュースを「共有」することの意義【連載】“ヤフー・トピックスの中の人”が紹介するヤフー・トピックス

TwitterやFacebook経由でニュースを閲覧することが増えてきました。中には、それだけで情報消費が完結してしまい、わざわざニュースサイトを見に行かないという人もいるかもしれません。「ニュースを共有(シェア)する」ということは、単純にソーシャルメディア上でその話題に触れるということだけではありません。最終回は、ニュースにおける「共有」の意義について考えてみたいと思います。

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閲覧数が多ければシェアされるとは限らない

 閲覧数が多いほど、それに比例してTwitterでの言及の数やFacebookでのシェア数も増えると考えることが一般的だと思います。一方で、閲覧数がそれほど多くないのに、シェア数が大きく伸びる話題も少なくありません。

 「サマソニにメタリカ&MUSE」(1月11日)

 例えばこのニュース。「サマーソニック」という毎年夏に行われる音楽イベントの第1弾アーティストが決まったという話題でした。このイベントは、地上波テレビで大々的に扱われることも少なく「サマソニ」と言われてもピンとこない人も少なくないでしょう。実際に、この日のアクセス数もあまり振るわず、ほかのエンタメ記事のトピックスと比べて下位に位置していました。ところが、Facebookのシェア数が上位になるという「逆転現象」が起きたのです。

 芸能人の色恋沙汰のようなワイドショー的な話題は、多くの人の興味を引く一方で、消費するだけで終わってしまう場合が多いのかもしれません。サマソニのような大規模な音楽イベントは、自分が参加したり、知人が参加したことを見聞きすることで「自分事」として捉えられるところがあるので、比較的にシェアされやすいのだと思います。同様の事例として「東京マラソン」などの個人の参加に関わる話題は、シェア数が比較的多い傾向にあります。

 ヤフー・ニュースの「Facebook話題ランキング」をみても、アクセスランキングとは少し毛色の違った記事が並んでいることがわかります。

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