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第8回 おじさんビジネスニュースサイトにアンダー40のマーケットはあるのか:【連載】走りながら考えるメディアマーケティング
ニュースサイトは基本的に“おじさんメディア”である――。そんな常識の打破を目指して、さまざまなニュースサイトが新機軸を打ち出している。今回はニュースサイトの中でもひときわ“おじさん”度が高いビジネス系ニュースサイトの現状を俯瞰する。
ビジネス系ニュースサイトの2強:日経ビジネスとダイヤモンド・オンライン
紙では約24万部を発行、ビジネス誌最高発行部数を誇り、自ら「No.1ビジネス誌」を標榜する「日経ビジネス」。
一方、「書店売り上げNo.1」を謳う「週刊ダイヤモンド」の発行部数は約10万部。発行部数こそ「日経ビジネス」の半分に過ぎないが、Web版(「ダイヤモンド・オンライン(Diamond Online)」)では「日経ビジネスONLINE」にアクセス数で肉薄している。この2つのWebサイトは事実上、ビジネス系ニュースサイトの2強といえる。
両サイトともに、Web版独自のコラム連載を展開している。
「日経ビジネスオンライン」は、皮肉の効いた小田嶋隆氏のコラム、顔出しNGのフェルディナント・ヤマグチによる自動車コラム、元キャビンアテンダントで気象予報士の河合薫氏による上司と部下コラムなど、ややスパイシーな特徴あるコンテンツを押し出すことで、「日経ビジネス」の保守的な誌面構成との違いを明確にしている。
一方、ダイヤモンド・オンラインは、コラム執筆者にも誌面同様、経済学者の野口悠紀雄氏や元大蔵官僚の田中秀明氏、経済評論家の山崎元氏といった硬派な顔ぶれが並ぶ。
40代以下をアピール、東洋経済オンライン
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