国内勤務者より海外赴任者の方が26〜40%年収が高い〜調査データランキング〜:人気調査データをランキングで紹介
「調査のチカラ」で人気がある調査データを紹介します。「クリスマスホームパーティ実態調査」や「食生活に関する意識調査」がランクインしました。
12月7日時点で最も読まれた調査データは「Geo2M(ジオミミ) 2012総選挙有権者分布検索」でした。2位は「スマートフォン/ケータイ利用動向調査2013」で、3位は「日本酒メーカー523社の2010年度 売上高動向調査」でした。
1位の「Geo2M(ジオミミ) 2012総選挙有権者分布検索」は指定した地域や、任意面に含まれる有権者の年齢構成別男女分布や産業別の就業者数を、Googleマップなどから検索できるWeb調査サービスです。2位の「スマートフォン/ケータイ利用動向調査2013」は、インプレスのインターネットメディア総合研究所が、最新のスマートフォン/フィーチャーフォン利用動向を個人3262人、企業担当者1795人を対象に調査したものです。スマートフォン利用率は個人が39.9%、企業が41.7%と昨年からほぼ倍増したと報告しています。また、 個人のスマートフォンユーザーのFacebook利用率は38.7%、などのデータが出ています。
私が興味深かったのは4位の「世界主要都市別に見た海外赴任者の給与・年収水準調査」です。労務行政研究所が、毎年実施している調査で主要10都市(ニューヨーク/上海/シンガポールなど)海外赴任者の給与水準などについて、海外現地法人/支店を有する企業105社を対象に調査しています。
単身赴任者のニューヨークでの平均月給与水準は30歳3148ドル、35歳3620ドル、40歳4141ドル、45歳4554ドルでした。35歳時点での上昇率は2011年、2012年の両年の水準が確認できた13社の平均で2.3%増でした。
また、ニューヨーク、シンガポール、上海の3都市を対象に、35歳の家族帯同赴任者について、月給に年間賞与を加えた年収水準を試算したところ、ニューヨーク809万円、シンガポール893万円、上海875万円でした。海外赴任者の給与と併せて調査した国内勤務者の35歳モデルを100として海外赴任者の同換算年収を指数化すると、ニューヨーク126.2、シンガポール137.0、上海140.4となり、国内勤務者に比べ海外赴任者の方が、年収ベースで26〜40%程度水準が高いという結果が出ています。
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