恋愛シミュレーションゲームの市場規模は前年度比30.4%増〜調査データランキング:人気調査データをランキングで紹介
「調査のチカラ」で人気がある調査データを紹介します。「SNSと恋愛事情調査」や「日本酒メーカー523社の2010年度 売上高動向」に関する調査データがランクインしました。
10月22日時点で最も読まれた調査データは「長・短期プライムレート(主要行)の推移」でした。2位は「忘れがちなバーベキューの必需品ランキング」で、3位は「日本酒メーカー523社の2010年度 売上高動向調査」でした。
1位の調査データは「長・短期プライムレート」に関してで、2000年から2012年までの主要な銀行のプライムレートに関して日本銀行がまとめたものです。この調査は8月10日、9月26日時点でもランキング1位を獲得していました。2位は「忘れがちなバーベキューの必需品ランキング」です。この調査は10月19日の時点のランキング1位から順位を落としました。
私が興味深かったのは7位の「オタク」市場に関する調査結果2012 です。この調査は矢野経済研究所がオタク市場、つまり「一定数のコアユーザーを有するとみられ、オタクの聖地である秋葉原等で扱われることが比較的多いコンテンツや物販、サービス」の市場動向に関してまとめたものです。調査データでは2011年度の「オタク」市場は2010年度に引き続き堅調に推移している現状を紹介しています。原因ですが、エントリーユーザーやライト層へのリーズナブルな商品やサービスの提供が効を奏したとのことです。商材分野別では、特に恋愛シミュレーションゲームの市場規模が前年度比30.4%増の146億円に伸びています。これは各事業者がモバイル端末向けに恋愛シミュレーションゲームを配信し、一般女性ユーザーを獲得したからです。また、オンラインゲーム市場規模も「ソーシャルゲーム」の好調に伴い、前年度比29.2%増の3868億円と大幅に拡大しています。調査の項目は非常に多岐にわたっていますが、ボーカロイド、アイドル、メイド/コスプレ関連サービスは前年度比で1割以上拡大したとのことです。
調査では「オタク」市場の堅調な推移を予測しつつも、国内市場の人口減少などでの経済成長の鈍化を想定、事業者各社ともに成長を維持するためには海外市場への進出が不可欠である、と指摘しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 日本酒メーカー全体の71.1%の372社が減収〜調査データランキングTOP10
- 老後に住みたい都道府県、全世代で1位を獲得したのは沖縄県〜調査データランキングTOP10
- 職務経験が求められる求人割合は85%〜調査データランキングTOP10
- テレビを見ながらスマートフォンを触ったことがある人はスマートフォンユーザーの75.9%〜調査データランキングTOP10
- 「あのひと」買いを行っている人は全体の35.4%〜調査データランキングTOP10
- アイスクリーム消費が最も少ないのは那覇市〜調査データランキングTOP10
- シャープの取引先は8495社、取引先総従業員は約420万人〜調査データランキングTOP10
- 節約が必要な背景は「年収が上がると思えない(57.5%)」から〜調査データランキングTOP10