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「Adobe Analytics」でデジタル広告とマス広告のデータを一元管理、アドビと電通デジタルが共同でツール提供:統合的なデータ解析を支援
アドビ システムズは、電通デジタルと「Adobe Analytics | Dentsu Digital Data Integrate」を共同開発したと発表した。
アドビ システムズは2017年4月25日、電通の100%子会社である電通デジタルと共同開発したデジタルマーケティング領域における統合解析ソリューション「Adobe Analytics | Dentsu Digital Data Integrate」を提供開始したと発表した。
これは、「Adobe Experience Cloud」の分析ソリューション「Adobe Analytics」内にマスメディアデータやオフラインの購買データを自動連携するサービス。データを統合することで企業のマーケティング投資全体の費用対効果の分析や、オフラインデータ(例えばテレビCMの視聴など)とオンラインでの顧客行動や購買の相関関係を一元的に分析することが可能になる。
Adobe Experience Cloudは、Adobe Analytics Cloudと「Adobe Marketing Cloud」「Adobe Advertising Cloud」の3つのクラウドで構成され、「Adobe Creative Cloud」および「Adobe Document Cloud」と連携するAdobe Cloud Platformを基盤として構築されている。「Adobe Sensei」の人工知能(AI)機能を活用し、包括的なデータおよびコンテンツシステムを提供する。
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