コラム
ドローンでスマートフォンの次のメディアを作るという“ハイパー”な発想:ドローンウォッチャーが読み説くアドテク企業の新事業(1/2 ページ)
マイクロアドがドローンを使って仕掛ける新メディア事業「Sky Magic」。これを「斜め上を行く発想」と評するのは、ドローンに関する著書のあるコンサルタント小林啓倫氏。何が画期的なのか。
2016年4月20日、アドネットワーク事業を手掛けるマイクロアドが、新事業「Sky Magic(スカイマジック)」に関する発表会が行った。会場として選ばれたのは、東京ディズニーリゾート内にある舞浜アンフィシアター。この場所にふさわしい、夢にあふれた技術とサービスが披露された。
Sky Magicは、LEDを搭載した複数のドローンを宙に飛ばし、その動きとLEDの発光を制御することで、これまでにない視覚演出を実現するというプロジェクト。野外フェスやスタジアムなどで展開し、音楽やパフォーマンスに合わせて空を彩るといった使い方が想定されている。
発表会ではデモンストレーションとして、富士山麓で撮影された映像が公開された(以下のYouTube動画がそれと同じもの)。
動画が取得できませんでした
ここでは津軽三味線の小山会が演奏を行い、それに合わせて25台のドローンが編隊で飛行、空に「逆さ富士」を描く様子が紹介されている。
このプロジェクトの画期的なポイントを、以下に読み解いていこう。
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