博報堂、オープンイノベーションスタイルの戦略構築プログラムを提供:多様な分野のエグゼクティブや専門家の知見を活用
博報堂とサーキュレーションは2015年8月6日、各分野のエキスパートやエグゼクティブ人材とともに新製品やサービスの普及戦略を構築するプログラム「X-book JAM」の提供を開始した。
博報堂は2015年6月に、新製品・新サービスの普及戦略を企業のイノベーション推進人材と共にオープンイノベーションスタイルで構築する「ストラテジアソン」の提供を開始しており、「X-book JAM」はこのスタイルを踏襲した第2弾のプログラムとなる。
近年、企業の枠を超えて人材やアイデアなどを組み合わせ、新たな知見を創出するオープンイノベーションが注目されている。ストラテジアソンはこのオープンイノベーションの考え方を商品/サービスの戦略構築に応用したプログラムであるが、「X-book JAM」はサーキュレーションが提供する専門家ヒアリングサービス「X-book」の内容をアレンジし、オープンイノベーションの考え方を取り入れたものとなっている。サーキュレーションが持つ約3000人の元大手企業幹部や高スキルのシニア技術者、若手専門家のネットワークから各業界のエキスパート人材を選定し、新製品や新サービスのローンチから普及戦略までを協働でプラニングする。
博報堂のブランディング専門組織「博報堂ブランドデザイン」とサーキュレーションは以前よりシニアエキスパート、シニア・エグゼクティブや企業から独立した専門家などの人材の活用について共同研究・実践を進めてきた。X-book JAMはこれまでの研究・実践の成果として、今までにはないさまざまな人材とのコラボレーションによる「戦略のオープン・イノベーション」プログラムを提供するという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- WeChatを活用:博報堂、訪日中国系観光客向けに商品認知と購買意欲を促進するサービスを開始
博報堂と中国企業Cybermart Groupは2015年7月28日、訪日前および日本滞在中の中国系観光客を対象に、商品認知や購買意欲を促進する新たな2サービスの提供を開始したと発表した。 - ブランドの課題をゲームのノウハウで解決:博報堂と面白法人カヤックが共同で「面白ブランドデザインラボ」を立ち上げ
博報堂ブランドデザインとカヤックは、ブランドの課題をゲームのノウハウで解決する「面白ブランドデザインラボ」の立ち上げを発表した。 - テレビとソーシャルの融合を加速:データセクション、テレビ番組に関するツイートを即時分析できる「TV insight」を提供
データセクションは2015年7月6日、テレビ番組に関するTwitter上の発言を即時に分析し、テレビとソーシャルの融合を加速させるソーシャルメディア分析サービス「TV insight」の提供を開始した。 - 広告効果を可視化:テレビCMとアプリダウンロードとの相関関係が明らかに——博報堂が解析ツールを開発
博報堂は2015年5月25日、アプリ収益化支援企業のメタップスと協業し、スマートフォンアプリのデータ解析ツール「Vision-Graphics for Apps powered by Metaps」を共同開発したと発表した。 - 博報堂アイ・スタジオが報告会を開催:「手書きIoTデバイス」「しゃべる野菜」、SXSW出展の最先端コミュニケーションツールを体験してみた
「South by Southwest(SXSW) 2015」に出展した博報堂グループのデジタル系クリエイティブ集団が同イベントの展示内容を公開。世界を驚かせた次世代のコミュニケーションツールに触れた。 - 博報堂が生活者発想の体感型カフェをオープン