シンフォニーマーケティング、メーカーと代理店をつなぐ「Partner Focus」の提供を開始:メーカーが代理店の販売/営業活動を支援
BtoB向けマーケティングを支援するシンフォニーマーケティングは12月17日、メーカーと特約店/代理店との関係を強化する新サービス「Partner Focus(パートナーフォーカス)」の提供を開始した。
Partner Focusは、シンフォニーマーケティングが20年以上培ったノウハウにより絞り込まれた有望な見込み顧客をメーカーから代理店に渡し、確度の高い商談機会を創出することで、代理店との関係強化を確立するサービス。メーカー側が主体となり、マーケティングの仕組みを構築できるのが特徴だ。メーカー側は従来、特約店や代理店への販売支援施策として、製品勉強会や技術情報の提供のほか、インセンティブ付与などを中心にしてきた。しかし近年はビジネス環境が大幅に変化し、「どうすれば代理店に自社(メーカー)の製品を売ってもらえるか」という流れになっている。こうした状況に対し、シンフォニーマーケティングが持つ顧客データ管理やWeb/Eメールを使ったリードナーチャリングと有望な見込み顧客の絞り込み、アポイントコールなど、BtoB向けマーケティングのノウハウを生かし、代理店の営業活動をメーカー側が大きく支援することで、より良いリレーションシップ確立を実現するという。
またPartner Focusでは、独自に開発した管理ツールを使い、メーカーと複数の代理店間でのリストの振り分けや個人情報の授受を行えるほか、代理店からのフィードバック機能を備えているので、渡したリストに対する活動状況や結果を容易に把握、マーケティング活動の改善も可能になる。
今後もシンフォニーマーケティングでは、マーケティングの仕組みから構築したいメーカーや自社でマーケティング活動を進めているメーカーに対し、売上貢献を実現する代理店支援の仕組みを提供していくという。
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