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マーケティング責任者が「サステナビリティー」担当を兼任 ネスプレッソの真意は?Marketing Dive

Nespresso USAのジェシカ・パデューラ氏は「Advertising Week New York」においてブランドの立ち位置とESGに対する反発の増加にどう対応しているかについて語った。

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 企業のESG(環境、社会、ガバナンス)への取り組みが転換点を迎えている。政治化された領域にブランドが関与しないよう、活動家からの圧力が増しているからだ。しかし、Nestle傘下でNespresso(ネスプレッソ)ブランドでコーヒーメーカーを販売するNespresso USAは、この逆風にもかかわらず、サステナビリティーを自社のポジショニングの中核に据える方針を堅持し続けている。

廃棄物を生むと批判される「アルミニウムポッド」について広告で語る

 2023年、同社はブランドおよびコミュニケーションディレクターであったジェシカ・パデューラ氏を、マーケティング担当バイスプレジデント兼サステナビリティ責任者に昇格させ、相反するように見える役割を兼任させている。

 パデューラ氏は「全てをマーケティングキャンペーンに取り込もうとしがちですが、本来それが適切でないこともあります。私の仕事の一部は、それに対して『イエス』か『ノー』かを言うことです。伝えるべきことと、今は宣伝しないことを見極める必要があります」と語った。

 Nespressoの使い捨てポッドは不必要な廃棄物を生み出すことにつながると批判されることもあるが、マーケティングキャンペーンにおいてはあえてその素材に焦点を当てている。2024年9月に開催された気候変動イベント「Climate Week NYC」に合わせて開始したキャンペーンでは、ネスプレッソが長年使用しているアルミニウムポッドの歴史をし、ポッドの金属がコーヒーの鮮度を保つ一方でリサイクル可能であることを強調した。

 ネスプレッソは最近、B Corp認証ブランドのVital Proteinsとのパートナーシップを発表し、フィットネスエキスパートのラッド・ロペス氏や女優のドリュー・バリモア氏と共に、ウェルネスパックをプロモーションすることを明らかにした。バリモア氏は自らのトークショーでこの製品を紹介する予定だ。

(続く)

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