Web広告のプロの約6割がサードパーティーCookie廃止に向けた対策を「すぐに必要」と回答――イルグルム調査:今日のリサーチ
イルグルムは、Googleが2024年後半にChromeにおけるサードパーティーCookie廃止を公表していることを受け、広告代理店などのWeb広告担当者を対象に意識調査をしました。
広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」を提供するイルグルムは、Web施策の支援を実施している広告代理店やコンサルティングファーム、制作会社の担当者201人を対象に、サードパーティーCookie廃止に向けた対策の必要性、対策が必要だと思う理由、クライアントに提案している対策などについて意識調査を実施しました。
サードパーティーCookie廃止への有効な対策は?
ChromeのサードパーティーCookie廃止に向けて早急な対策の必要性を感じているか聞いたところ、「とても感じている」が15.9%、「やや感じている」が40.3%で、約6割が早急な対策の必要性を実感していることが分かりました。
サードパーティーCookie廃止に向けた早急な対策の必要性を「とても感じている」「やや感じている」と回答した113人に、その理由については、「Web広告効果の計測/分析」と「Web広告の配信」の2つの視点で聞いています。
「Web広告効果の計測/分析」の視点で対応すべきだと思う理由としては、「媒体ごとに計測ロジックが異なり分析しづらくなるから」(66.4%)、「CV計測精度が低下し実CVとの乖離が発生するから」(47.8%)、「アトリビューション分析の精度が低下するから」(29.2%)の順に回答が多くなりました。
「Web広告の配信」の視点で対応すべき理由としては、「リタゲ含むオーディエンスターゲティング広告が制限されるから」(60.2%)、「ターゲティング精度が低下するから」(58.4%)、「今までと同様の費用対効果が得られなくなるから」(40.7%)が上位を占めました。
クライアントに対して現在、ChromeのサードパーティーCookie廃止に向けた対策を提案している56人に、どのような対策を提案・実施しているのかを聞いたところ、「ファーストパーティーCookieの活用」(57.1%)、「コンバージョンAPIの活用」(46.4%)、「計測/分析環境の見直し」(37.5%)という結果になりました。
サードパーティーCookieに頼らない広告計測における環境整備は待ったなしと言えそうです。
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