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データ分析系ニュースまとめ(2023年12月第2週)マーケ×ITニュースダイジェスト

今週は、QlikとAWSの協業など、3つのニュースを紹介する。

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 今週も、マーケティング領域におけるデータ活用に関する新着ニュースを紹介する。取り上げるのは、米Qlik Technologies(以下、Qlik)とAmazon Web Services(AWS)が協業し、自然言語による指示でAWS上でAIのインサイトを得られるようにしたニュースなど、3つのトピックスを紹介する。

QlikとAWSが協業

 QlikはAWSとの統合を強化し、AIが生成する洞察(インサイト)を自然言語を利用してAWS上で得られるようにした。QilkのAI搭載データ統合および分析クラウドプラットフォーム「Qlik Cloud」とAWSの生成AIサービス「Amazon Bedrock」とを統合し、AI21 LabsやAnthropic、Cohere、Metaといった企業が提供する信頼度が高く、統制されたLLMを活用することで実現する。Qlikは2020年以来、AWSのパートナーとして、分析とデータソリューションの全ポートフォリオをAWS Marketplaceで提供してきた。QlikはAWSとの連携を進め、2社が提供するサービスを企業がAI戦略の中核として導入していくように働きかけている。(2023年12月1日)

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ニュースリリース


「教えて.AI byGMO」の生成AIプロンプトポータルが画像生成に対応

 GMOインターネットグループのGMO教えてAIは、同社の運営する生成AIプロンプトポータル「教えて.AI byGMO」に、画像生成プロンプトの投稿、検索と、プロンプトを利用してサイト内で画像を生成できる機能を実装した。教えて.AIbyGMOは「ChatGPT」や「Bard」といった生成AIサービスで利用者が意図通りの結果を出力することを支援するプロンプトのポータルサイト。AI専門家が作成したプロンプトの他、GMOインターネットグループ内の公募で集まり有用と判断されたプロンプト、ユーザーが投稿したプロンプトを掲載している。ユーザーは、生成AI用のプロンプトを手軽に無料で閲覧し、利用できる。OpenAIの大規模言語モデル「GPT-3.5」を利用することで、文章生成のプロンプトをその場で実行し、文章を出力できることも同サイトの特徴だ。(2023年12月4日)


イメージ画像(出典:GMO教えてAI)

自由記述アンケートを生成AIで自動分類

 ユーザーローカルは、自由記述式アンケートを自動で分類する生成AIツール「自動アフターコーディングAI by ChatGPT」の無料提供を開始した。これにより、自由回答といった定性的な情報を定量的にまとめるアフターコーディングの作業速度を高めた上で、担当者の負担を削減できる。ツールでは、アンケートの回答ファイルをアップロードし、アフターコーディングしたい列を指定した上で、自由回答を分類するラベルになる単語を設定することでアフターコーディングができる。ツールが全ての自由回答にラベルを付与し終わると、ランキング表示された分類結果を閲覧できる。一般的に、自由記述式の回答はアンケート調査の中でも価値のある洞察を得られるものの、定量的に把握するためには類似した内容を分類して数えるアフターコーディング作業が必要になる。アフターコーディング作業は、定性的なフリーアンサーを定量化できる半面、大量のアンケートを人の手で分類するため、作業負担が大きいという課題がある。(2023年12月4日)

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