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データ分析系ニュースまとめ(2023年11月第4週)マーケ×ITニュースダイジェスト

今週は、楽天とOpenAIが提携して実現する新プラットフォーム「Rakuten AI for Business」など3つのニュースを取り上げる。

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 今週も、マーケティング領域におけるデータ活用に関する新着ニュースを紹介する。今回取り上げるのは楽天とOpenAIの提携、「アドエビス」の計測基盤を活用したコンバージョンAPIツールのアップデート、D2C Rのテキスト生成AI「キョウソウAI for Text」の3つだ。

OpenAIが楽天のAI分野における戦略的パートナーとして参画

 楽天グループは、AI分野における戦略的パートナーとしてOpenAIが参画したと発表した。コラボレーションの一環として2024年以降をめどに新プラットフォーム「Rakuten AI for Business」を提供する。Rakuten AI for Businessは、AIを活用して業務改善や顧客との関係性強化といった企業活動を支援するもの。具体的には、データ分析やチャート作成など実用的な分析を支援する「Rakuten AI Analyst」、企業の担当者が消費者へ効率的により高度なサービス提供を支援する「Rakuten AI Agent」、企業の資料を分析して必要な情報を提供することで顧客からの質問に迅速に回答する「Rakuten AI Librarian」などの機能を提供する。

 Rakuten AI for Business」ではスマートフォンやタブレットなどの端末からアクセスできる利便性の高いインタフェースを採用し、営業、マーケティング、カスタマーサポート、オペレーション、戦略策定、システム開発などを支援する。また、楽天の通信網やクラウド技術を用いたデータセンターにおいて、エンドツーエンドでの安全なネットワーク環境で機密データを管理する。さらに楽天が保有する豊富なノウハウやデータ、OpenAIの最先端技術を用いて、企業にユニークな付加価値を提供する。(2023年11月14日)

個人情報のデータ送信なしでGoogle広告、Yahoo!広告とデータ連携が可能に

 イルグルムは、広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」の計測基盤を活用したコンバージョンAPIツール「CAPiCO」が新たにYahoo!広告のコンバージョンAPIに対応したと発表した。また、個人情報のデータを送信しなくてもコンバージョンデータをGoogle広告、Yahoo!広告のコンバージョンインポート機能と連携できるようにした。

 CAPiCOは、広告媒体のコンバージョンデータにおける計測精度向上を支援するもので、最新のCookie規制にも対応する。今回のアップデートにより、ハッシュ化したメールアドレスや電話番号などの個人情報を送信することなく広告媒体のクリックID(gclidなど)とコンバージョンデータをひも付け、Google広告、Yahoo!広告へ連携できるようになった。(2023年11月17日)


イメージ画像(出典:イルグルム)

「GPT-3.5 Turbo」ファインチューニング機能を活用したテキスト生成AI

 NTTドコモのメディアを中心とした広告事業を展開するD2Cとグループ会社のD2C Rは、デジタル広告におけるクリエイティブ開発・運用をさらに効率化・高度化するために「キョウソウAI for text」を開発したと発表した。D2C Rがこれまで培ってきた広告クリエイティブに関する知見と「GPT-3.5 Turbo」ファインチューニング機能を掛け合わせることで、「メディア×業種」ごとに最適な広告テキスト生成を実現する。GPT-3.5 Turbo Fine-tuning機能は、OpenAIが提供するAPIのうち、現時点で最新の「GPT-3.5 Turbo」を用いて、特定タスクにおける精度を上げるようパラメーターを調整できる機能。(2023年11月21日)

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