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SEOにおける「権威性」とは? E-E-A-Tを高める11の方法SEOタイムズ出張版

SEOにおける「権威性」とは何か。E-E-A-Tの重要性や高め方について解説します。

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 SEOタイムズ編集部に多く寄せられる質問の一つが、コンテンツの「権威性」についてです。権威性とは、Google検索品質評価ガイドラインの評価基準の1つで、Webサイトやコンテンツが社会的な承認を受けていることを示すものです。SEO対策において権威性はますます重要性が高まっています。本記事では、この権威性を含めた「E-E-A-T」を高める方法について解説します。

SEO対策における権威性とは

 言葉の意味は理解できるものの、そもそも権威性はSEOとどのような関係があるのでしょうか。権威性の「権威」という言葉は「他を服従させる権力や威力」や「特定の分野で優れている人物や物事」という意味を持っています。そして、SEOにおける権威性とは「社会的承認」という意味で使用されます。つまり、「権威性があるWebサイト・コンテンツ」とは、特定のジャンルにおいて、世間や人々から価値があると判断され、社会的に承認を受けたことを表しているのです。

権威性とE-E-A-Tの関係

 SEOにおいて権威性は、Google検索品質評価ガイドラインの評価基準である「E-E-A-T」の要素の一つです。E-E-A-Tとは、以下の頭文字を取った言葉です。

  • Experience:経験
  • Expertise:専門性
  • Authoritativeness:権威性
  • Trust:信頼性

 Googleは「ユーザーファースト」を掲げており、ユーザーが求める良質なコンテンツを高く評価しています。良質なコンテンツかどうかを判断するために用いるのが、権威性を含むE-E-A-Tです。E-E-A-Tの基準に照らし合わせ、検索結果に表示させる順位を決定しています。SEO効果を高めるためには、E-E-A-Tを重視し、コンテンツの品質を向上させることが重要です。特にYMYL領域においてはE-E-A-Tが重視されています。

 YMYL領域とは、「Your Money or Your Life」の頭文字を取ったものです。直訳すると「あなたのお金と人生」で、個人の幸福や健康、お金などに関する情報を示しています。YMYLに関連するコンテンツには、例えば以下のようなものが挙げられます。

  • 医療系:薬や予防方法に関する情報
  • 金融系:保険や投資に関する情報
  • 法律系:離婚や遺言に関する情報

 YMYLに関連するコンテンツに求められるのは、娯楽性や速報性よりも信頼性と正確性です。ユーザーの人生に大きく関わる情報が提供されるため、E-E-A-Tを無視することはできません。

E-E-A-Tを高める11の方法

 ここで、E-E-A-Tを高めるためための11の具体的な方法を紹介します。

1. 専門性をアピールする

 専門性をアピールしましょう。「専門家」「有識者」「有資格者」などの監修を受けると、専門性をアピールできるため、信頼性の向上につながります。例えば、「妊活サイトを産婦人科が監修する」「相続サイトを司法書士が監修する」場合は専門性を高めることができます。特に、YMYLに関連するコンテンツは特定の分野に詳しい「大学教授」や「研究家」、医師をはじめとした「医療従事者」などの監修を受けることによって、正確性や信頼性が向上します。監修者の情報を明記し、SNSなどのリンクを貼り付けておけば「権威性対策」もばっちりです。

2. コンテンツ作成者を明らかにする

 コンテンツには、執筆者の「名前」「プロフィール」に加えて、所有している「資格」や「経歴」を記載しましょう。執筆者や会社情報を記載することによって、誰が責任を持って情報を発信しているのかが明らかになるため、作成者の明示は必要不可欠です。

3. 被リンクを獲得する

 被リンクの獲得も有効です。被リンクとは、外部サイトから自社サイトに向けられたリンクですが、どのようなWebサイトでも良いわけではなく、良質な被リンクでなければなりません。例えば、権威性のあるWebサイトや自社サイトと関連性の高いWebサイトからの被リンクであれば、E-E-A-Tを高められます。「被リンクって上位表示にどう影響するの?」と気になる方は、SEOタイムズの記事「被リンク数と検索結果の関係性」(外部リンク)を参考にしてください。

4. 良質なコンテンツを作成する

 どんなに良質なコンテンツを発信しているWebサイトでも、コンテンツの数が極端に少なすぎると、E-E-A-Tの観点では優れていると評価されません。とはいえ「内容が似たコンテンツ」や「内容の薄いコンテンツ」を量産しても意味がありませんので、量だけではなく質も確保しながら、一定数の良質なコンテンツを作成し続けることが欠かせません。「これからコンテンツを作る!」という方は、作成前にライティングのコツを確認しましょう。

5. ジャンルを絞る

 専門性を高めるためには、専門家の監修をつけることも大切ですが、書き手自身の専門知識の量を増やすことも欠かせません。専門知識の量が多いコンテンツは、専門性が高いとGoogleに評価されます。例えば、女性用のバッグ一つをとっても、ユーザーのニーズはさまざまです。ブランドバッグ(価格)やシニア向けのバッグ(年齢)、人気のバッグ(トレンド)や冠婚葬祭に最適なバッグ(用途)など、ユーザーによって検索意図が異なるため、幅広いニーズに応えることで、専門性を高められます。

6. 一次情報を増やす

 一次情報とは「体験談」です。女性用のバッグを例に挙げると、バッグを使った「感想」や「周囲の反応」など、自分だけの体験はオリジナルの情報ですので、専門性を高められます。また、一時情報は実際の体験に基づいた情報ですので、専門性だけではなく信頼性の向上にもつながります。「商品・サービスの口コミ」「他社の商品との比較」など、実際に経験した者だけが分かる情報を記載することが重要です。E-E-A-Tのうち中で最新の項目で2022年12月15日に追加された「Experience(経験)」について詳しく知りたい方はSEO タイムズのこちらの記事「EEATとEATの違いとは?SEOへの影響やGoogleの動向などについて解説」(外部リンク)をご覧ください。

7. 公開日・更新日をつける

 Webサイトの権威性は、「記事の公開日」や「最終更新日」を明確に表示することでも高めることができます。記事を公開する際に公開日を明記するだけでなく、新しい情報を追加したり内容を修正したりした場合にも、明確な更新日を記載するようにしましょう。

8. コンテンツテーマを一貫させる

 Webサイト内で扱うコンテンツのテーマを一貫させることも重要です。例えば、「SEOについての情報」を提供するWebサイトで、「キャンプの情報」を発信した場合、ユーザーは一貫性がないと感じてしまいます。

9. 定期的に情報を更新する

 せっかくE-E-A-Tを重視してコンテンツを作成しても、更新せずに長い間そのままにしていると、情報が古いと判断されてしまい、評価が低くなってしまいます。E-E-A-Tを高めた状態を維持するためには、定期的にコンテンツを更新し、市場の変化やユーザーニーズの変化に応じて、リライトを行うことなどもおすすめします。

10. 出典・引用元を明記する

 情報の出典元や引用元を明記することでも、E-E-A-Tを高められます。コンテンツを作成する際に、信頼性のある専門家や著名人、官公庁や研究機関などの権威あるWebサイトを引用することで、情報の信頼性を示すことが可能です。

11. サイト以外の活動も行う

 E-E-A-Tを高められるのは、インターネット上だけとは限りません。「セミナー」や「イベント」など、多くの人と接するリアルな活動を行うことで、Webサイトを訪問するユーザーの信頼性を高めることができます。また、リアルな活動を行っているWebサイトはそれほど多くないため、競合サイトとの差別化も図れます。


 SEOにおいて権威性は、E-E-A-Tの中でも特に大切な要素です。ここまで見てきたように、権威性を高めるには、コンテンツの作成者を明らかにしたり信頼性のあるWebサイトからのリンクを得たりと、さまざまな効果的な施策があります。E-E-A-Tを高めるためのそれぞれの施策は、良質なコンテンツ作りにつながっていることも覚えておきましょう。

 本記事で紹介した方法を参考に、ぜひ自社のWebサイトやコンテンツの権威性の向上に取り組んでみてください。

執筆者紹介

谷川祐一さん

谷川祐一

たにがわ・ゆういち GMOソリューションパートナー メディア運営チーム所属。SEOに特化したサイト制作に従事。さまざまな経験を経て編集責任者(チーフ)としてSEO初心者向けオウンドメディア「SEOタイムズ」とSNS運用代行サービスの立ち上げを行う。ランチェスター戦略をベースとしたSEO戦略の策定を得意としている。


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