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優秀なマーケターを引き寄せる組織の作り方異色のCMOが語る「共感」の絶大な効果

インクルージョンの理解は共感力につながる。今回は、パラシャール氏とR/GAが共感力を高めるために実践していることについて語る。

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 前回、パラシャール氏は、社会課題であるダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)について現代の企業のマーケティング担当者が理解を深めるべき理由として「共感力」というキーワードを用いて語った。共感とは、相手の考えや視点、感情を理解するために相手とつながり、その理解を明確に示すことができるスキル。共感力なくして顧客理解は望むべくもないが、顧客を中心に施策を回すためのマーケティングチーム運営の視点から見てもまた、共感力は不可欠と言えるだろう。今回は、パラシャール氏とR/GAが共感力を高めるために実践していることについて語る。


アシシュ・パラシャール
Ashish Prashar グローバルエージェンシーのInterpublic Group of Companies(IPG)傘下でイノベーションコンサルティング、組織設計、ブランドデザイン、エクスペリエンスデザイン、マーケティングコミュニケーションなどを手掛けるR/GAのグローバル CMO(Global Chief Marketing Officer)。企業およびクリエイティブコミュニケーションの分野で15 年以上の経験を持つエキスパートであり、司法改革のアクティビストとしても知られる。自身が若くして投獄された経験から、元投獄者のためのプログラムを立ち上げ、保釈金の改革、独房の廃止、選挙権の回復などのキャンペーンを展開した実績もある。

共感力を育てるための3つのポイント

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