調査リポート
熱しやすい「日本代表」 冷めにくい「国内リーグ」――トライバルメディアハウスとNTTデータがスポーツ調査:今日のリサーチ
トライバルメディアハウスとNTTデータが実施した「熱狂スポーツ調査2020」の結果です。
トライバルメディアハウスはNTTデータと共同で、スポーツファンに関するインターネット調査を実施した結果を「熱狂スポーツ調査2020」と題するレポートにまとめました。
顧客の熱量を軸にした「熱狂ブランドマーケティング」という独自のマーケティング手法を提唱するトライバルメディアハウスでは、顧客が熱狂しやすい(もしくは熱狂しにくい)業界やブランドの傾向把握を目的として「熱狂ブランド調査」を2016年から4年連続で実施してきました。
今回の調査は過去の実績と知見を生かし、「熱狂ブランド調査」のスポーツ版としてNTTデータと共同で実施したもの。スポーツファンの「熱狂度(ブランドに対する顧客の愛情の強さ)」や「推奨意向度(顧客のブランドに対するロイヤルティーを測定する指標)」を明らかにすることを目的としています。
熱狂者比率および推奨者比率の分母は、当該カテゴリーについて「興味関心がある」かつ「現地または視聴で試合を観戦する」と回答した人数です。回答者は15〜69歳の男女(調査会社が保有する調査パネル)から競技別に聴取した合計1万1120サンプル。以下5スポーツ、10カテゴリーを調査対象としています。
- 野球(プロ野球:セントラル・リーグおよびパシフィック・リーグ)/野球(男子日本代表:侍ジャパントップチーム)
- サッカー(Jリーグ)/サッカー(日本代表男子日本代表:SAMURAI BLUEおよびU-23)・ラグビー(トップリーグ)/ ラグビー(15人制男子日本代表:BRAVE BLOSSOMS)
- バレーボール(Vリーグ男子およびVリーグ女子)/バレーボール(男子日本代表:龍神NIPPON/女子日本代表:火の鳥NIPPON)
- バスケットボール(Bリーグ)/ バスケットボール(男子日本代表:AKATSUKI FIVE)
今回の調査の結果、最も熱狂者比率が高いカテゴリーは「野球(プロ野球)」、最も推奨者比率が高いカテゴリーは「ラグビー(日本代表)」でした。
熱狂者比率にかかわらず推奨者比率が安定する国内リーグ
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