調査リポート
コロナ禍の生活自由度、普段の暮らしを100点とすると54.3点――博報堂生活総合研究所調査:今日のリサーチ
「第1回 新型コロナウイルスに関する生活者調査」(2020年4月)の結果です。
博報堂生活総合研究所は首都圏、名古屋、阪神圏の20〜69歳の男女1500人を対象に、新型コロナウイルスの感染が拡大している昨今の生活者意識や行動について調査を実施しました(調査実施は政府の緊急事態宣言前の2020年4月2〜6日。一部調査項目については3月より実施)。
感染拡大以前の普段の状態を100点としたとき、現在の状況下における「生活自由度」が何点くらいかをきいたところ、平均で54.3点となりました。
不安に感じることのトップは「経済の停滞」91.2%
新型コロナウイルス感染拡大に伴う不安や、抑制している行動、変化している行動など30項目について尋ねたところ、「経済の停滞に不安を感じる」が91.2%と最も高くなりました。行動については「旅行・レジャーを控えている」が88.7%、「交友・交際を控えている」が85.1%で、さまざまな行動を抑制しているとの回答が高くなりました。
一方で「外出を控え、インターネット通販や出前を利用するようにしている」は38.9%、「できるだけテレワーク(在宅勤務)をするようにしている」は23.5%(有職者ベース)と、比較的低い値にとどまりました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 平成の消費に影響を与えたものは「スマホ」「ネット通販」「PC」――博報堂生活総合研究所「消費1万人調査」
博報堂生活総合研究所が実施した「消費1万人調査」より、「平成の消費観・消費行動に影響を与えたもの」の結果を抜粋。 - 博報堂生活総合研究所が「2019年 生活気分」調査を実施、景況感は3年ぶりに悪化
博報堂生活総合研究所は、2019年の景況感などを生活者に聞き、その結果を「2019年 生活気分」としてまとめました。