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新型コロナウイルス感染拡大で小売店の来店者数はどれだけ減ったか――ABEJA調査今日のリサーチ

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、小売店舗への来店者数が前年より大きく減っているようです。

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 AIスタートアップ企業のABEJAは、小売店舗向け解析サービス「ABEJA Insight for Retail」を導入しているアパレル、雑貨など全国約700店舗を対象に、新型コロナウイルス感染拡大に伴う来店者数への影響を調査しました。

 調査では、店舗内に設置したカメラやセンサーから来店者の情報を把握。新型コロナウイルスの流行拡大を受け、来客数がどの程度変化したのか、国内初の感染者が確認された1月16日から3月8日の来店者数(お店に入ってきた人の数)、店前通行者数(店の入口の前を通った人の数/一部店舗のみ)、店舗売上額(店舗ごとのレジ売上額/一部店舗のみ)の推移を検証しました。具体的には主な関連事象を区切りとして、各期間の3つの指標の平均値を算出、前年同時期と比べました。

全国700店舗では3月第1週の来店者数が前年の56.3%に

 国内初の感染者が確認された1月16日以降、来店者数は前年の80%から70%台へと減り続けていましたが、政府による時差出勤・テレワークの推奨やスポーツやイベントの中止・延期などが要請された2月25日以降に入るとさらにがくんと減り、前年の53.9%まで落ち込みました。その後、全国の公立学校の休校が始まった3月2日以降の来店客数の推移は横ばいになりましたが、「店舗売上額」(一部店舗)は前年の55.1%まで落ち込んでいます。

 以下の図は月〜日曜日の区切りによる平均値で前年と比較したものです。

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