シンフォニーマーケティング、B2Bに特化したマーケティング人材育成プログラムを企業向けに提供開始:30年のノウハウを凝縮
教育研修プログラム「Symphony Marketing Master」の提供を開始。
シンフォニーマーケティングは2020年1月8日、B2Bマーケティングのスキルやノウハウを体系的に学べる教育研修プログラム「Symphony Marketing Master」の提供を開始した。これは同社創立30周年を迎える同社の記念事業の第一弾となるもので、従来提供してきたB2Bマーケティング(デマンドセンター構築と運用)のアウトソーシング事業と両輪で、日本のマーケティングのレベルの底上げを目指す。
プログラムは「アセスメント」「講義」「E-Learninig」の3段階の内容で構成される。アセスメントにおいて現在のマーケティングスキルを正しく測り、不足している知識や経験を可視化して把握し、講義においてマーケティングの基礎的な概念やフレームワークの解説。動画を通じたEラーニングて講義の要点を振り返り、習得した知識を定着させる。
スキルアセスメントでは既にトライアル参加企業のマーケティング担当者の受検結果を蓄積しているため、他社マーケティング部門とのスキルレベルの比較も可能になっている。また、スキル/レベル別(Basic以降のプログラムは2020年4月頃から順次リリース予定)に用意している講義プログラムでは全てにおいて実践型のワークショップを充実させており、実務に即した内容としている。
B2Bマーケティングに関する5つのスキルカテゴリーと13のスキル項目から構成されるテストを受検、現在のB2Bマーケティングのスキルを正しく測り、不足している知識や経験を可視化して把握する。また、受講後に再度受検することによりスキルの定着率を確認することも可能。受検結果は、レポートとして納品《クリックで拡大》
シンフォニーマーケティングは30年の歴史の中で、500社以上にB2Bマーケティング支援サービスを提供してきた。Oracle、Adobe、Salesforce、HubSpotといった主要なマーケティングオートメーション(MA)ツールを取り扱い、データマネージメント、コンテンツマネジメント、アナリティクスまでフルアウトソーシングのサービス提供が可能であることが同社の強みだ。
代表取締役の庭山一郎氏は日本のB2B企業がこれまで「引き合い依存」という特殊なビジネス環境によりマーケティングにおいて海外企業に大きく後れを取っている現状に危機感を募らせてきた。しかし、2008年のリーマンショック以降、海外企業との競争が激しくなり、製造業を中心にグローバルレベルで通用するマーケティング人材が求められるようになっている。今回のプログラムには、同社がマーケティング事業会社として体得した経験や知見、ノウハウを集結したものであり、将来的に経営インパクトを与える規模の売り上げに貢献するマーケティング活動を設計し、1万を超えるといわれるマーケティングテクノロジーの中から最適なツールを選ぶスキルを備え、活動を強力にドライブすることができる人材の育成を目指す。
研修プログラムの実施期間は約1、2カ月(内容により異なる)。費用は1人当たり15万円から。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- B2Bにおける動画活用とグローバルマーケティング、3Mが実践していること
グローバル規模のデマンドジェネレーション活動と、動画の具体的な活用方法について。 - 庭山一郎氏×パナソニック山口有希子氏 日本のB2Bマーケティングに今必要なことを語る
日本を代表するB2Bマーケティングのエキスパート2人が、日本企業の弱点であるマーケティング領域の変革に必要なことについて語った。 - マーケターが自由を手に入れるためにやっておきたい3つのこと
2018年8月、日本のB2Bマーケターが集い、熱気に包まれたライブイベントが開催された。その熱気の片りんをお届けする。 - 「ABMは営業視点のマーケティング」の真意とは?――庭山一郎氏×佐久間 衡氏
日本のB2Bマーケティングをけん引する論客2人が、ABMで成果を出すための本質的な考え方について語り合った。